Storyマーブル 1.ゴミと一緒に捨てられた子

こんにちは。

《あかるく、あいかつ、あおい鳥》です。

 

今回は3月26日のブログで少しだけふれた

子犬「マーブル」のStoryです。

 
●3月4日 ― 体重280グラム
三田尻港のゴミ置き場で
ゴミと一緒に1匹だけ転がっていた子犬を保護しました。

まだ目も開いていない赤ちゃん犬が

自力でゴミ捨て場まで這って行くとは思えません。

きっと人間の手で運ばれて捨てられたのでしょう。

まさにゴミのように。

その時の様子を清水代表のLINEで紹介します。

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くんちゃん:3月4日に、三田尻港の企業にご主人が勤めているという女性から電話がありました。三田尻港のゴミ置き場で子犬を拾ったというのです。「最初はゴミかと思ったけれど、よく見ると子犬が1匹、ほとんど動かず死んだように横たわっていたけれど、かすかに息はしてるようだった」とのことです。
 その方は「見捨てるわけにもいかず、助けるかどうしようかと迷ったけれど、ちょうどその時、子猫を1匹拾っていて、ミルクを飲ませている最中だったので、同じミルクを飲ませたらいいのではないか」と思って連れて帰ったそうです。
 それで「最初は死んだように動かなかったけれど、抱いて温めている内に少しずつ動くようになり、少しミルクを飲むようになった。でも、あまりにも小さくて、目も開いていないようだし、もうこれ以上どうすることもできない・・・」と困って青い鳥に電話して来ました。
 
「見捨てるわけにもいかず抱いて帰った」
そのお気持ちは痛いほどよく分かります。
でも青い鳥はいつもいっぱい犬や猫を抱えていて
一般の方からの引き取りには応じることができません。
そこで 里親が見つかるまで
その方が世話をするというお約束で
すぐに獣医さんに連れて行って下さるようにお願いし
病院に連絡しておきました。
病院ではその時の体重280グラムと記録されています。
 

●3月8日 ― 体重380グラム

子犬は4日間ほど病院で介護して頂いて

ようやくミルクを飲み始めたので退院しました。

保護した方とも話し合いましたが

既に子猫を拾って授乳している最中なので

一時ボランティアさんのお宅に預かって頂くことにしました。

 

こうしてこの子は生きのびることが出来ました。

小さな命がけん命にミルクを飲む姿には

いつも感動します。

 

生きたくて生まれて来た命です。

けんめいに生きようとしているんです。

それをゴミのように捨てる人間もいます。

 

この子はオスで生後10日くらい。

やっと薄目が開きました。

 

まだ目も見えない時に人に捨てられ・・・

ようやく開いた目で

初めて見たのが、やさしい人たちだった。

 
それは この子の明るい未来を見るようで
保護した方も 獣医さんも 看護士さんも

そして私たちも

胸にポッとあかりが灯るようでした。

退院時の体重380グラム。

保護した時から100グラムだけ増えています。

わずか100グラムですが

それは「生きたい」という意志の表れです。

この子はマーブルちゃんと名付けられました。

 

●3月13日

Mさん宅でミルクを飲まなくなり

再び入院しましたが2日で回復して退院。

だいぶしっかりとして大きくなったでしょ。

体重も保護した時の倍以上に増えました。

 

●3月15日 ― 体重583グラム

Mさんの都合がつかなくなり

今度は一時預かりのAさんのお宅で

お世話していただくことになりました。

 

●3月25日

10日ほど経って

Aさんからマーブル君の写真が届きした。

 

元気にすくすくと育っています。

 

ね、可愛いでしょ。

 

こんなにひたむきで健気な命を

どうしてゴミのように捨てられるのでしょう。

 

続く・・・

 

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