ペルシアン・ファミリー1. 家庭の事情で・・・

こんにちは。

《あかるく、あいかつ、あおい鳥》です。

 

今年の4月に 動物病院からの紹介で

S市の方から電話がかかって来ました。

「猫を何匹か飼っているのですが

事情があってどうしても飼えなくなりました。

何匹かは引き取り先を見つけたけれど

どうしても里親が見つからない子が4匹います。

そちらで引き取ってもらえないでしょうか」

・・・という相談です。

 

これまで何度もお知らせしましたように

青い鳥では保健所から引き出す犬猫で手一杯なので
一般の方からの引き取り要請には応じ切れません。
それをよく説明してお断りしたのですが
その方は電話口で泣かれ
「飼って来た猫たちなので保健所には連れて行けない。

4匹が譲渡されるまでの費用は負担します」

とおっしゃるので例外として引き取ることにしました。
 
○●○●○ 4月20日 ●○●○●
そして
4匹の猫が青い鳥に連れて来られました。

 

青い鳥でいつも見ている野良さん達とは雰囲気が違います。

 

人慣れしていて おっとりとしたペルシャ猫です。

 

飼い主さんは1匹ずつしっかりと抱きしめて別れを惜しんでいます。

一緒に暮らして来た子たちを手放すのは

どんなにか辛く哀しいことでしょう。

 
別れを知っているのでしょう。猫たちも不安そうです。

 

青い鳥に来る子には珍しく  みな名前も付いていて

生まれた日付もはっきりしていました

猫お父さん サスケ   H23.4.26生まれ(去勢済み) 
 お昼寝用として使っていたお気に入りのカゴに入っています。

 
猫 カズヤ♂   H25.9.23生まれ(去勢済み)
いちばん体が大きく、妹達の面倒を良くみる・・・
「妹たち」と言っていたので、この子もサスケの子のようです。
また母猫は既に譲渡されたのかどうかも分かりません。

 
白い姉妹はサスケの子  
カズヤの半年遅れの妹たちのようです。
猫 マリ♀(未避妊) キティー♀(避妊済)
共にH26.3.22生まれ 

 

こうしてサスケ・カズヤ・マリ・キティー

4匹のペルシアン・ファミリーたちの

シェルターでの暮らしが始まりました。

 

○●○●○ 4月30日 ●○●○●

 

これはサスケ父さんとカズヤ

 

サスケ父さんも なかなかのイケメンです。

 マリとキティーは姉妹なのでよく似ています。

 

見分け方は、キティは鍵尻尾です。

 

これはマリの里親様募集に使った写真です。

可愛いですね。

 

飼い主さんはそれまで使っていたクレート等のグッズや

大量のフードを青い鳥に置いて行かれました。

また運びきれなかった分も後日届けにいらっしゃいました。
それを見ているだけで猫たちがどれほど大切にされ
可愛がられていたのかわかりました。
きっとぎりぎりまで悩まれていたのでしょう。
 

やむを得ず泣く泣く手放すことになったのでしょうが

突然見知らぬ場所に連れて来られ

置いて行かれた猫たちも哀れです。

しかし

4匹とも美猫で人に慣れていますから

きっと里親様が見つかるでしょう。

 

続く・・・

 

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