風子とガブの2か月と子猫の旅立ち

おはようございます。

《あかるく、あいかつ、あおい鳥》です。

 

シェルターには毎週犬や猫が収容されます。

首輪をした成犬や成猫もいますが

多くはまだ抵抗力のない子犬や子猫です。

防府市の保健所(山口健康福祉センター)には

獣医師がいないので

病気の子や弱っている子は収容期限の1週間を待たずに

県の動物愛護センターに送られることになっています。

そこで青い鳥では

こうした子はすぐに引き取って動物病院に運びます。

きょうは そんな子猫たちの話です。

 

22日(木)

 

保健所に収容されている子猫2匹が風邪を引いている

という情報が入りました。

すぐに引き取って病院に運び診察してもらうと
2匹とも風邪をひいていました。
生後2か月弱。体重700gの小さな命です。
 
人間への恐怖から凶暴で触れるには革手袋が必要です。
白きじは風子(ふーこ)♀、白黒♂は ガブと名づけました。
 ガブは39・6℃の熱があり、それを庇うように風子が上になり
シャーシャーと威嚇しているのが哀れです。
 
2匹共インターフェロン・抗生剤を注射し
フロントラインと虫下しを済ませました。
また風邪薬として粉薬・点眼・軟膏も処方され
シェルターに連れて帰り猫部屋に収容しました。
こうしてスタッフが様子を見ますが
熱が下がらず、下痢が酷いようなら
再び病院に運んで点滴するように指示されました。
また体調が回復してからワクチンを接種します。
 
昨年度(平成27・5・18~平成28・3・31)の動物医療費が
2,267,370円(月当たり約19万円)で
全経費の26・4%を占めています。

いかに医療費が大きいかお分かりでしょう。

 

30日(8日後)

 

8日経って2匹の体調は回復して来ました。

 

安心して眠っています。

 

風子は安心しきっています!

 

「よく寝るよなぁ」と呆れて眺めるガブ。

 

日(10日後)

 
10日経ちました。相変わらずセンターを取る風子。

 

控えめなガブ。でも39・6℃の高熱を乗り切った強い子です。

 

日(2週間後)

 

こんな可愛い映像が撮れました。

 

あの風邪でボロボロだった時の面影はもうありません。

良かったね風子。頑張ったねガブ!

 

25

 

そして2か月後。

風子は少し目ヤニが付いてますが 美猫です。

 

ガブもミステリアスな雰囲気の猫になりました。

 

2か月前のあの日、2匹を急遽引き取っていなければ

センターに送られきっと殺処分されていたでしょう。

そう思うと余計に愛おしくなる2つの命です。

 

○●○●○●○●○●

 
それとは対照的に生きられなかった子もいます。

 

28

 

保健所から1か月ほどの猫2匹を引き取りました。

2匹とも風邪をひいていました。

病院で診察し薬を処方してもらいシェルターに。

たんぽぽ♀、ひまわり♂と名づけました。

 

 

たんぽぽの衰弱がひどく 亡くなりました。

 

またこの日

保健所から1か月弱の子猫2匹を引き取りました。

どちらも風邪をひいています。

病院で診察してからシェルターへ。

「らい(左)」「なお(右)」と名づけました。

 

16

 
らいが亡くなりました。

 

30

 

ひまわりが亡くなりました。

 

みんな生きたくて生まれて来る命です。

しかし生きられない命もあります。

だからこそどんな子も

生きられる限りは生かしてあげたい。

そう思って私たちは力を尽くしています。

 

 

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