Storyかよ4.ねぇ、笑ってよ!

おはようございます。
《あかるく、あいかつ、あおい鳥》です。
 
ペコは6月4日にトライアルに行きました。
写真は里親様のお宅に向かう車中で撮ったものですが
道中1度も吠えませんでした。
吠えないように口輪をされていたからでしょうか。
そう思うと、傷跡が哀れです。
 
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トライアル中の里親様からお便りが届きました。
📧 
名前は華夜(かよ)にしました。
大分慣れたみたいです。
近所の犬に会わせて見たのですが
ちょっと目を離したら、じゃれてました。
知らない人、特に男性によく吠えてますけど
少し嬉しくもあります。
このまま家族に迎えたいと、思っています。
 
 
指示を出すと「おすわり」と「待て」をしてくれる様になりました。
 
よかったねペコ。
「華夜」なんてステキな名前を付けてもらって
「知らない人、特に男性によく吠えてます」
・・・と書いてあるね。
口輪の記憶が残っていてあまり鳴かないペコが
吠えたからだね。
「少し嬉しくもあります」
・・・というのは、きっとそういう意味だね。
私たちも嬉しいよ。
今度こそ幸せを掴んだのだね。
 
私たちはみんなそう思っていました。
その後1年以上里親様からは連絡がありませんでしたが
「便りがないのは良い便り」と信じていました。
そして1年後に突然の報せが入って来ました!
 

○●○●○ 2017年14 ●○●○●

LINE

くんちゃん: 突然ですが、ペコ→華夜ちゃんが戻ることになりました。
先ほどまで電話でお話ししていたのですが、子供さんが精神的に不安定なため、仕方がないとのことです。16日(日)午前11時頃にシェルターに戻って来ます。

 

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くんちゃん: 華夜ちゃんは、今日シェルターに連れて来られる予定でしたが、子供さんが入院することになったので、明日の10時に変更になりました。

 
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くんちゃん: 華夜ちゃん、夕方シェルターに来ました。
 
 
くんちゃん :ご夫婦と、お嬢さん2人の4人で来られましたので、再度説得して見ました。
 
くんちゃん :動物も人と同じように喜び悲しみ寂しさがあること。これから当分かよちゃんは、大切な人達を失った悲しみを味わうこと・・・、などいろいろ話すと皆さん泣かれたので、飼って頂けるようにさらに説得をしてみましたが、だめでした。
 
くんちゃん:なかなかケージに入ろうとせず、皆と一緒に帰ろうと頑張っていました。1年以上一緒に暮らした家族ですもの、当然ですよね。
 
くんちゃん:奥さんが、別れを惜しんで抱きしめていました。皆さんどうかかよちゃんのこと宜しくお願いいたします。
 
お子さんのことやご家族のことで
立ち入った事情は聞けませんでした。
しかし、今回は里親さんを責めても
仕方がないことと思っています。
保健所にではなく、青い鳥に戻してくれたことが
せめてもの慰めです。
 
人生にはいろいろなことが起きますね。
それに巻き込まれ
自力ではどうすることも出来ない犬や猫が哀れです。
 
*~*~*~*~* 付 記 *~*~*~*~
 
今回のタイトルを
「二度目の飼育放棄」にしようと思っていました。
でも
かよちゃん(今は皆そう呼んでいます)が
青い鳥に戻って来てからの写真を見ていて
はっと気づきました。

皆さんもどうかごらん下さい。

 

動物の表情を「笑っている」なんて言うのは

人間の勝手な思い込みだということは分かっています。
でもどうしても
かよちゃんは笑っているようにしか見えません。
そういう性格の子なんです。
どういう扱いをされても最後まで人間を愛する。
かよちゃんが言葉を持っていたら
きっとこう言ってるに違いありません。
 
わたしのために
哀しんだり怒ったりするのは もうやめて。
ねぇ、笑ってよ!
 
*この終わりの文章を書き終えた時に
LINEが入って来ました。(本当です)
 
かよちゃんのトライアルが決まりました!
 
ワーオ!!!!!
 
 

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