Storyケイティー1.すげー迫力の母犬

おいとりと っしょに

ニッポン再生!

ごこう がこう もいやり

(動こう 描こう 思いやり 🐾)

 
いつか書こうと思いながら
今日まで延び延びになってしまった話があります。
ケイティー・スカーレット・オハラ
「風と共に去りぬ」のヒロインからとった犬の名前です。
きっと覚えていらっしゃる方もおありでしょう。
「スカーレット」とミドルネームで呼びたかったのですが
呼ぶには長いというので「ケイティー」と
ファーストネームで呼ばれました。
 
防府市の保健所から一昨年の11月に
3匹の子犬と一緒に引き取った母犬で
その凛々しい風貌を見た時に
「スカーレット」という名が思い浮かびました。
青い鳥にやって来る犬たちはミックスが多いのですが
この犬は明らかに洋犬の血を引いているようでした。
DNAに刻印された洋犬の性格が現れるのか
他の犬たちとはどこか違った雰囲気がありました。
 
そして シェルターを訪れる時には
ケイティーに会うのが楽しみになっていたものです。
会うたびに「おまえ誰だ!」と激しく吠えつかれましたが
それさえも嬉しかったのを覚えています。
 
成犬を引き取ろうと思ってくれる人は
日本ではごく限られ少数です。
でも きっと どこかに
「ケイティーの良さをわかる人がいるはずだ」
とひそかに期待していましたが
日本在住の外国人家庭に譲渡された時
「ああやっぱり」と
胸に青空が広がるような爽快感を味わいました。
 
あの爽やかさをたどりながら
年初のStoryを明るく始めようと思います。
 
(*以下は’16・10・15のブログを再編集したものです)
 

引き取り前夜 1011

 Line

くんちゃん保健所の母子犬を、明朝引き出します。部屋の準備、お願いいたします。
リラックス:母犬は機嫌が悪いようです。気が立っているかも知れません。引き出しは気をつけて下さい。しかし明日からの世話をどうしますか?
れいこ: 母子犬のお世話は1日2回、朝・晩だけになるでしょうが、問題は人手なんですよね😰 

 

収容当日 1012

 
グミ:母親子犬、保健所から来ました。赤ちゃん3匹。来たばかりなので興奮し気が荒く、母犬が子どもを体で隠すようにしています。
くんちゃん:今朝保健所に迎えに行った時、「母犬がかなり気が荒く、手を出すと噛む」と言うので、困りました。それで「最初に子犬だけケージに入れてみたら、 母犬も子犬を追って自分からケージに入るのでは?」と思い、そうしてみると簡単に親子とも入りました。やはり母犬の愛情は強いですね。
 
ひかる:親子犬見ました。母犬でかいし、すげー迫力ありました。
くんちゃん:今夜は私が部屋に入り餌やりをしますが、明日から朝晩、新聞交換と餌やりをしてくれる人がいません。3日後からは、Uさん親子が少しずつ入り始めて下さるとのことですが、それまでの間どなたかお願いできませんか?

リラックス子犬はまだ授乳中ですから、親犬のフード、水、新聞交換だけです。でも母犬は気が立っているので近づかないで、竹ぼうきや、掴み棒を使って新聞を交換して下さい。

 

リラックス昼に部屋を覗いたら、子犬がちらっと見えました。赤ちゃん、まだ目も開いてないのに、大きいですね。

 

くんちゃんくんちゃん:野良犬はみな人間を怖がりますが、このお母さんは人間を怖がりません。自分が傷ついても、命に代えても子犬を守る覚悟のようです。

 
くんちゃん:メスでも群れのリーダー的存在だったと思います。体が大きく傷だらけで汚れきっています。これまでも戦い続けて来たようです。眼光が鋭く、暗く、人間からいじめられたのかも知れません。
 
くんちゃん:メスでも群れのリーダー的存在だったと思います。体が大きく傷だらけで汚れきっています。これまでも戦い続けて来たようです。眼光が鋭く、暗く、人間からいじめられたのかも知れません。
 

 

頭も良く、人間が殺処分しようとしていることを感じていて、飛びかかって来る怖れがあります。メスでも群れのリーダー的存在だったと思います。体が大きく傷だらけで汚れきっています。これまでも戦い続けて来たようです。眼光が鋭く、暗く、人間からいじめられたのかも知れません。

 

 

安易に近寄らないで下さい。急に動いて脅さないよう、メスでも群れのリーダー的存在だったと思います。体が大きく傷だらけで汚れきっています。これまでも戦い続けて来たようです。眼光が鋭く、暗く、人間からいじめられたのかも知れません。