Story 頑張れグレー!④

青い鳥と  一緒に

ニッポン再生!🐾

動こう  描こう  思いやり

 

*朝6:00に ほっ!とスケッチ

「♪今日は楽しいひな祭り~」をアップしましたので

よろしければご覧ください。

 

腹膜炎(FIP)で体調を崩した

エイズ陽性の男の子 グレーの様子を紹介しています。

 

*~*~*~*~* 2月27*~*~*~

 

人が大好きなグレーを励ましてやるために

隔離ルームからスタッフルームに移動しました。

 

K : 少しでも食欲が出るように、色々なフードを試してみましたが、私が行った時は呼吸が少し荒くなっていて、微熱もあるような感じでした。下痢だとも聞きました。腹水が臓器を圧迫して腸に炎症も出始めたように思われます。

 

K : でもボランティアさんから頂いた鯉油サプリメントを与えたら、匂いにすぐ反応して舐め、水も頑張ってよく飲みました。それから自分でハウスから出てきて膝抱っこを要求。

 

抱っこ大好きなグレー。

人がそばに居てやるのが何よりも安心するケアなのですが・・・

多忙なスタッフはいつまでも抱っこしていてやれません。

 

暫く膝上で寝た後再びハウスへ。

 

午後から病院へ。

体重増加ほぼなし。
点滴と抗生剤の注射をしました。

*腹膜炎はお腹に水がたまる病気ですから

体重が増加しないのは良い状態です。

 

 

*~*~*~*  3月*~*~*~*

 
スタッフのヨーコさんの話です。
👩
私の母は
動物の目をみると気持ちがわかる勉強をして
今は上達して大分わかるようになったみたいです。
グレーの気持ちを見てもらいました。

 
 
心が泣いている
すごく我慢強い子
外の散歩はしなくていいけど
お花が見たい
優しく触って
みんなが楽しく
話してる輪の中が好き
みんなの笑顔が好き
だとのことです。
 

 

*~*~*~* 3月*~*~*~*

 

今朝のグレーは一段とぐったとしています。

 

でも 肉汁は飲むことができました。

 

日中は良く晴れて温かかったので

ボランティアのHさんと日向ぼっこしました!

 

お外に出られて良かったね。

 

お日さまもいっぱい浴びて良かったね。

 

2月22日に「頑張れグレー募金」を呼びかけてから
1週間で8人の方から計¥47,000の
ご寄付が寄せられました。ありがとうございます。
グレーが十分な治療を受け
安らかに過ごして行けますように
引き続きご支援をお願い申し上げます。
 
・・・・・・と書き終わり
今朝目覚めると LINEに報告が入っていました。

 

LINE 23:22

 

ヨーコ : 💕グレーくん💕 22:48
HさんとKさんに看取られながら
天国にいきました🌈

 

K: グレー、昨日お昼は
ヨーコさんHさんと日向ぼっこして
Hさんが持って来られた桃の花の
においを嗅いだりしていたそうです。
私が夕方行った時は、しんどい中でも
みんなが見える方に顔を向けたり
ドアが開く度「誰かな」て目を見開いていました。
最期までしっかり堪えて頑張り闘っていました。
最後は静かに息を引き取り虹の橋を渡りました。
「毎日みんなが抱っこしに来てくれて良かったね
よく頑張ってえらい、かっこいい、いい子だね
みんなグレーが大好きだよ」と見送りました。
yuki: グレー、人間の赤ちゃんみたいに
抱っこしてと鳴いていたのが印象的でした。
病気で苦しんでいるときは私は何もできませんでした。
でも皆さんに愛情いっぱいに看病してもらい
温かく見守られて虹の橋に渡れて幸せだったと思います。
ご冥福をお祈りします。グレーありがとう。
くんちゃん: yukiさんもKoさんも駆けつけてくれました。
最後まで、皆を思いやっている感じでした。
いつもの場所に安置してありますので
お時間のある方お別れにおいで下さい。

 

グレーは昨年9月3日
首に大怪我を負ってボランティアさんに保護されました。
ハンサム猫ですから直ぐに里親希望者が現れましたが
9月28日にエイズ陽性とわかり
隔離ルームで過ごすことになりました。
それからも元気で皆の人気者でしたが
2月はじめに体調を崩し
その時から健康回復を願って
「頑張れグレー!」シリーズを始めました。
それが
こんなに早く別れの時がやって来るとは思っていず
今は悲しみだけで言葉が出てきません。
 
いつもグレーに寄り添っていた
隔離ルームの幸ちゃんに
何と報告すればいいでしょう・・・