Story 保健所に捨てられた犬 3.ロク

青い鳥と  一緒に

ニッポン再生!🐾

動こう  描こう  思いやり

 

 

動物愛護管理法には
飼い主の「終生飼養」が明記されています。
つまり飼っている動物が死ぬまで面倒を見ることが
はっきりと義務づけられています。
それにもかかわらず首輪を着けた犬が
頻繁に保健所に収容されるのは何故なのでしょう?
 

と環境省も検察庁も言っているのに
保健所に2000円の手数料を払って捨てるのは
遺棄ではないのですか?

犯罪ではないのですか?
その殺処分には私たちの税金が使われます。

 
環境省は「飼うなら一生」というパンフレットで
飼い主が保健所に持ち込む際の理由で多いものを
上げていますが よくご覧になって下さい。
2~3の止むを得ない理由を除いて
他は飼う以前に予測できることばかり。
身勝手な理由で保健所に捨てられます。
また どうしても飼えない事情が生じても
先ず自分で新たな飼い主を探してやるのが
一緒に暮らした犬猫への愛情だと思うのですが
簡単に保健所に連れて行く人が後を絶ちません。
動物を捨てるのは犯罪です。
 
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今回取り上げるのは

2月15日のほっ!とスケッチで一度紹介した

イケメンの6(ろく)君」です。

 

昨年10月6日に保健所から引き取ったオスで

首輪をつけていましたから

飼い主から捨てられたのでしょう。

下の写真はシェルターに来たばかりの頃で

少し表情が硬いけれど ちゃんと散歩も出来る子です。

 

💗イケメン 💗元気 💗人が好き
3拍子そろった とってもいい子!

美形のイチ押しワンちゃんです。

・・・と紹介しました。

 

人なつこくて、とても優しい子です。

シェルターに来てからもスタッフに甘えています。

 

また 優しい子なので他の犬がスタッフに甘えている時は
遠慮して離れて見ています。
何度もあくびをしているのは
自分も構って欲しい欲求を我慢しているからです。
*手前の子は2月24日に紹介したコロ君です。

 

こんなに良い子が何故捨てられたのか

・・・と首を傾げてしまいます。

 

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このロクちゃんが先月末に
「一時預かりから始めたい」というご要望で
ご家庭に預けられることになりました。
 
ロクはとても喜びました。
 
初めてのお家なのに夜も全く吠えずに眠り
おしっこも朝の散歩時まで我慢する優等生でした。

 

一時預かりさんからその様子を伝えるメールが届き

私たちもほっとしていました。

 
しかし4日後にロクは戻されて来ました。

その時の様子をLINEでこのように報告されました。

 

お家の方も

「ロクちゃんは大変お利口で

鳴きもせずトイレも外に出たとき以外せず

とても飼いやすい子でした。
でも娘が、前に飼っていた犬に申し訳ない

まだ新しい犬を飼う心の準備ができていない

・・・と言うので」とのことです。

 

迎えに行くと

ロクちゃんは新しいお家が気に入っていたようで

また捨てられると思ったのでしょうか

バリケンに入るのを拒み

「帰りたくない」と頑張っていました。

駄々をこねる子供のように目に涙が光っていました。

 

一番悲しい思いをするのはいつも動物たちです。

 
ロクはこうしてまたシェルターに戻って来ました。

どんな扱いをされても人間が大好きで

寂しがり屋のロクが

安心して思う存分甘えられる飼い主さんを待っています。

どうかロクを家族に迎えて下さい。

 

 

 

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