おはようございます。
《あかるく あいかつ あおい鳥》
人類と犬とが共生し始めたのは
1万5千年、あるいはそれ以上前からだと言われています。
それがオオカミだったのか野生の犬科の動物だったのかは
いろいろと説があるのですが
いったいどうやって飼い慣らして来たのでしょうね?
飛躍を承知で申しますが
野犬だった日向を迎え入れた里親様の接し方に
大きなヒントがあると思うのです。
前回も紹介しましたように
宇部空港から伊丹空港に送り出した時から
毎日のように寄せられる里親様の報告を見ながら
その馴化ぶりに驚かされたものですが
さらにびっくりのレポートが次々に舞い込んで来たのです。
5月7日(8日目)
Hさん(日向の里親様)からのメール
愛情がなければ
👆こんなことは笑って書けませんね。
5月8日(9日目)
ホタルさんからも日向情報が届きました。
日向はきょう、なんと・・・
抱っこは嫌がったみたいですが
暴れなかったそうです。
生まれて初めてのお風呂
気持ち良さそうな顔をしてますね。
気持ち良さそうな顔をしてますね。
ホタル
生まれて初めての飼い主さん/生まれて初めてのお風呂/シェルターにいる時は隅っこで顔を埋めていた日向/気持ち良さそうにうたた寝してる/パパさんの優しさに包まれ平和な暮らしが始まったんだね?/良かったね日向
ほんとですね。
シェルターでもこんなにリラックスした顔は
シェルターでもこんなにリラックスした顔は
見られませんでした。
5月9日(10日目)
日向、お散歩でビューしたようです。
Hさんのメール
📧
最初は走り回ってあちこち行って
その後はソリを引いてる感じで(笑)。
30メートルの辺りに公園があるんです。
溝に入ってじっとしたり
リード噛んだり
大人しいのか元気なのかよくわかりません。
でも両脚着いたままオシッコしてくれました!
これは嬉しく思いました。
5月10日(11日目)
もうケージは不要になったのでしょうか
かごで可愛くくつろぐ写真が届きました。
もう野犬の面影はありませんね。
「どうしちゃったの?」というくらい
おうちワンコに変貌した日向です。
ホタル
野犬に生まれ人に甘えた事も愛された事もなかった日向/日向の表情…パパさんの愛情の深さが伝わる/日向…世の中には君達野犬を有害動物みたいに簡単に殺処分する人もいれば/こんなに沢山の愛を惜しむ事なく与えてくれる人もいるんだよ/野犬だって生きる権利はある!
5月14日(15日目)
外でリラックスしている日向の写真も届きました。
日向をシェルターで4か月半世話をし
送り出したスタッフたちの感想です。
とと: 日向が・・・あり得ない❗️嬉しい😆 愛💕だね(ラブ)
よっぴー :う〜〜ん 肉球がこっち向いてるから 嫌がって抵抗してる感ないね。凄いなぁ💋
れいこ :日向〜😍 シェルターでは固まって動かず、よっぴーが強引にドッグラン連れ出してたりしてた子が…😭
よっぴー :う〜〜ん 肉球がこっち向いてるから 嫌がって抵抗してる感ないね。凄いなぁ💋
れいこ :日向〜😍 シェルターでは固まって動かず、よっぴーが強引にドッグラン連れ出してたりしてた子が…😭
よっぴー: 散歩も暴れなくなって、室内でウンチもおしっこもしなくなったって!
れいこ:家庭犬の姿になってきてますね😊 里親様の愛が通じてるんでしょうね❤️
よっぴー :里親のHさん、日向と一緒にお風呂入ってくれて、日向もHさんが一緒に入ると 大人しいんだって(笑)
湯煙の中でウットリする日向。
まさか2週間でこんなになるなんて
思いもしませんでした。
ホタル
― 約束 ―
必ず里親さんを見つける約束で青い鳥動物愛護会に保健所から保護してもらった/もう一つの約束/引き出したからには幸せにする/私の胸の内で日向に約束した/フィラリア陽性の日向を丸ごと受け入れ愛してくれる日向パパ/日向…我が人生君に逢え本当に良かったありがとう
5月18日(19日目)
さらに驚きの写真が届き
スタッフも「ウワーッ」と歓声をあげました!
なんとコンビニ前で待っているのです。
あの野犬だった日向が!
ホタル
捕獲され保健所に収容されてから心を閉ざしてしまった日向/里親様の元で徐々に心を開き穏やかに暮らしている日向に涙が出る/散歩に慣れ お気に入りの小川で水を飲み/コンビニ前で先住犬チャピくんとパパを待ち/日課のお風呂で湯けむりに包まれる日向/日向&パパさん…感動ありがとう
5月19日(20日目)
ホタル
日向を飼える事を誇りに思うと言ってくれたパパさん/野犬は野生で育っただけで 本質は飼い犬と全く同じ/愛情を注げば必ず応えてくれるとキッパリ言い切るパパさん/こんなに日向を思ってくれる素敵なパパさん/日向…君ははとっても幸せだね
5月20日(21日目)
そしてホタルさんから
こんなツイートが発信されました。
ホタル
いつも応援協力ありがとうございます/日向はもう何も心配いらないと感じています/日向のツィートはこれを最後にします/後はパパさんにお任せし私は遠くから見守っていきたいと思っています/ありがとうございました
ああ、これはこれで
泣けるツイートですね。
タイトルに大袈裟な言葉を付けてしまいましたが
日向の里親Hさんは
人類が犬を飼い慣らした
1万5千年の歴史的な時間を
ハイスピードで過ごしたんだなぁ
・・・と感動しています。
シェルターでも ずうっと心を閉ざし
リードを着けることすら嫌がった野犬の日向
その心を溶かしたものは何だったのか?
あなたにはもう おわかりですよね。
でも・・・
「譲渡に適さない犬猫」を区別して
殺処分の効率を上げようとしている方たちには
その「何か」が欠けているのだと
ぜひとも知って頂きたいのです。
最終回に続く・・・
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