Storyゆみとグリコ6.五枚の写真とバタコさん

おはようございます

《あかるく あいかつ あおい鳥》

 

譲渡したゆみのStoryを書くために

履歴をたどっているうちに

昨年5月の同じ頃に保健所から引き取り

ゆみと同じケージにいた

グリコという成犬のことが気になりました。

 

既に書いたように1年以上も前のことで

グリコについてLINEの交信や写真を探すのは

予想以上に大変な作業でした。

 

毎日LINEとともに数十枚~100枚近く

添付されて来る写真は

出来るだけ保存するようにしていますが

記録し忘れた写真もあるでしょうし

探せたのは この5枚だけでした。

毎日100枚近い写真が撮られているのに

1年以上シェルターにいて

たった5枚しか残っていないなんて

何だか哀しいなぁ

とグリコに同情してしまいました。

 

そして

6月はじめにこんなお願いを

LINEに流しました。

 

グリコの写真を探しています。

保健所から引き取った時の写真は数枚ありますが

それ以後

ゆみはいっぱい写真があるのに

グリコの写真は殆ど見当たりません。

人見知りをしないゆみと

ビビリのグリコの差でしょうか?

皆さんのグリコへの感想を

お聞かせ願えますか?

 

ゆみは抱っこ出来ましたが、一緒にいたグリコはいまだに人に懐いていません。バタバタバタバタバタ子さんで逃げ回っています💧

部屋の扉を開けると直ぐ飛び出してしまうくらいバタコさんです。

今も逃げ回ってなかなか写真が撮れないです。

人を怖れ心を閉ざしている成犬のグリコと

まだそれほど人を怖れない子犬のゆみ。

またグリコは犬仲間に対しても打ち解けず

ゆみは他の成犬達にもフレンドリーでした。

性格は生まれつきの遺伝的な要素もありますが

生後の環境によって左右されるのは

人間も犬猫も同じです。

 

もっとグリコとふれ合ってやっていたなら

・・・という悔いはありますが

資金難・人手不足で
100匹近い犬猫の毎日の世話を
数人のスタッフでこなさなければならない私たちは
ふれあいの大切さは十分に分かっていても
それが出来ないのが現実です。
そのために「人慣れ」の時期を逸してしまい
いつまでも社会化できない子が何匹もいます。
グリコもそんな中の1匹でした。

 

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そんななか 

嬉しい知らせが入って来ました。

 

グリコにやっと遊び相手ができました。最近、隣りのケージのチョコとドッグランで遊ぶようになりました。

手前の子がチョコで

つい先日 新聞紙の不足で

PRの映像に使った子です。

チョコは人にこんなに甘えるので

グリコも見習ってくれるといいのですが・・・。

 

再度写真をお願いすると

相変わらずこの距離です。

近付くと逃げます。

グリコとのこの距離が

とても切なく また愛おしく思えるのは

私だけでしょうか。

 

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グリコを例にとって話しましたが

青い鳥のシェルターには

60匹もの成犬が暮らしていて

その何割かは人慣れしないままです。

 

一方 周南市の保健所から引き取った野犬を

里親様が見事に飼い慣らしている実例を

Story太陽・すみれ・日向の3匹で

それぞれ紹介して来ましたが

愛情を込めて接すれば野犬でも心を開くことを

私たちに教えてくれました。

人慣れしていない野良犬を

譲渡出来るまでに慣らすには

人手と時間が要るのです。

 

逆にいうと人手と時間があれば

シェルターにいる子たちを

新しい家族のもとに送り出すことが出来ます。

 

どなたかグリコのために

人慣れさせるために

力を貸して下さるボランティアさんは

いらっしゃらないでしょうか?