おはようございます
《あかるく あいかつ あおい鳥》
おととい7月6日に
蛇口を締めない限り・・・!③で
ペット流通の闇として
1匹の犬や猫がお店で売られる陰で
何匹もの不幸な犬猫が闇に消えて行くことをお伝えしましたが
たくさんの方々から「いいね」やリブログをして頂き
反響の大きさに驚きました。
ペット産業が殺処分を生む蛇口になっていることを
多くの方々がご存知なのですね。
次回④ではさらに踏み込んで紹介する積りですが
その前に
殺処分をなくすためにペットショップと連携している
自治体の話を紹介しておきましょう。
動物愛護に関心の深い皆さんは
既にご存知と思いますが
福岡市が今年4月から
「犬猫パートナーシップ店制度」をスタートさせています。
これは殺処分ゼロに向けて
市が定めた基準を満たすショップを
協力店として認定する制度で
2.マイクロチップは迷子対策だけでなく
飼い犬猫を野山に捨てたり
家から遁走しても探さずに放置する飼い主がいて
それが野良犬猫を増やす原因にもなっているので
責任の所在をはっきりさせるためにも有効ですが
1個数千円かかるので
私たち愛護団体でも装着できずにいます。
その費用をお店側で負担するということです。
3~5は動物愛護法にも記されていますが
「終生飼育」を口頭で伝えるだけでなく誓約してもらうこと。
つまり捨てたり保健所に持ち込んだりしないことを
購入者に約束してもらうこと。
4.の「50日齢」については・・・
小さければ小さいほど可愛くて売れるので
早くから親から引き離してしまう結果
子犬に社会性が育たず
後に吠える/噛むなどの問題行動が生じやすいため
法律で定められた生後50日を守っていることを
お客さんが見える場所にきちんと書いて示すこと。
5.適正飼育や責務についても
飼い主に口頭で話すだけでなく
ちゃんと講習を受けてもらうことを定めています。
そして特筆すべきは
1.ショップで購入する前に
先ずは保護犬猫の譲渡会の情報を
お客様に案内するということです。
こうした基準を守るショップを
「パートナーシップ店」として認定するわけですが
既に市内12店が認定されました。
そして6月には奈良県奈良市でも
「パートナーシップ店制度」が開始されました。
6月24日のブログで
「ペット産業の社会的責任」について触れましたが
時代の要請を無視してはペットショップも
生き残れないようになったということです。
そしてこのWAVEは
日本全国どこの市にも波及し
「どこでペットを買おうと自由でしょ」
という一般の市民の意識を変え
殺処分なんて 文明国として恥ずべき行為を
1日も早くやめることにつながって欲しいと思います。
●6月20日(水)
私たちが「あいかつ」を続けて行けますように
どうかご支援をお願い致します。