さよならマーカス③偲ぶ雨の里帰り

おはようございます

《あかるく あいかつ あおい鳥》

 

突然もたらされた訃報に

私たちの心は大きくゆれました。

スタッフNさんは当時の気持ちを

こうふり返ります。

 

~ ~ ~ ~ ~

 

マーカス君の里親様から

 

GWに予定していましたお里帰りですが
もしこんな私達を受け入れて下さるのなら
マーカスは連れて行くことができませんが
マーカスを当時お世話してくださったNさんや
兄弟姉妹ののんちゃんには

お会いしたいと思います。

・・・という連絡を受け取りました。

マーカス君の居ない里帰り・・・
それが里親様を縛ることにならないだろうか
約束を守るために
無理なさらなければ良いけれど。
また 兄妹を見て
マーカスが生きてたら…と
辛い思いをされるのではないか?
わざわざ遠方から来られるのに
里親様の心は大丈夫だろうか?
また里親様はこうも書かれていました。
 
マーカスがいなくなってしまった今
マーカスと同じDNAを持つ
兄弟姉妹が居てくれることが
とてもありがたく嬉しい気持です。
 
それから何度もやり取りを続け
マーカス君と過ごしてくれた先住犬
メルバちゃんはどうしているのだろう
と気になりました
 
📧
マーカスが亡くなった18日は
正直メルバを気遣ってやれるだけの
余裕がなかったのですが
非常事態だった事は
認識していたのではないかと思います。
 
夜、私たちは食欲もなかったのですが
何か口にしないといけないと主人に言われ
外に食事に出かけ帰ってきた時
玄関を開け部屋のドアを開けると
メルバが飛び出してきました。
通常は私たちに向かって飛び出してくるところ
それを通り過ぎて扉の方へまっしぐら。
キョロキョロして
マーカスを探しているようでした。
 
メルバは生まれた時から
実の母・祖母と一緒に暮らしていて
その後いろいろあってマーカスが家族に加わっているので
実質一人ぼっちになったことがあまりありません。
マーカスとの暮らしは2年4ヶ月と短いものでしたが
マーカスが我が家に来たその日から
まるで姉のように構い寄り添い面倒見て
またマーカスもとても慕っていて
メルバは掛け替えのない存在だったと思います。
 
メルバも
母や祖母達と暮らしていた時よりも
マーカスとの暮らしの方が
密度は濃かったと思います。
彼女は性格的にはしれーっとしていますが
今回ばかりは彼女の心にも
マーカスがいなくなったという
感じはあるのではないかと思います。
家族2人と1匹で これから少しずつ
マーカスの居ない生活に慣れて
早く穏やかになれるようにしたいと思います。
 
このお便りに強く心を打たれました。
里親様は愛犬との別れを
他の何かで紛らわせたりはせず
逃げず 真正面から受入れ
その上で心の区切りをつけたい
と思っているようです。
そのために
マーカス君の生前から計画していた里帰りを
ぜひに叶えたいと願っている。
 
はるばると静岡からのこの旅は
マーカス君がいない里帰りではなく
マーカス君も心の中に居て
一緒に生地を訪ねる慰霊の旅なのだ・・・と
 
 
4月28日
 
里帰りの当日はあいにくの大雨。
でもマーカス君を偲ぶには
良かったの知れません。
 
旧シェルターは移転準備で落ち着かなく
新シェルターも建設途中なので
ドッグカフェで会いました。
静岡県から同行したメルバと
山口市に譲渡されたマーカス君の兄妹
のんちゃんとの出会い。
カフェ内なので
2匹ともマナーパッドを着けています。
里親様どうしとNさんとで
マーカス君のことやのんちゃんのこと
性格や行動パターンなどを話し合い
「よく似ているね」
「そうそう、そんなこともあったけ」
「やっぱり兄妹だね」
・・・と笑ったりして
里親様もマーカース君を偲ぶ
良い時間を過ごせたようでした。
 
(子犬時代のマーカス君&のんちゃん👇
数日後
里親様から手紙が届きました。
 
以下に抜き書きします。
👇
マーカスが天国へ旅立ってしまい
私たち家族は深い悲しみの中に
埋もれてしまいそうでしたが
なんとか這い上がれて来れたのは
マーカスの生前に計画していた
「お里帰りツアー」という目標があったからでした。
本犬不在のお里帰りとなってしまいましたが
彼が幼い頃に過ごした青い鳥
兄弟姉妹犬達に会える事になり
とても勇気づけられました。
彼と一緒に過ごした2年4か月の時間は
私たちにとって とてもかけがえのない宝であり
本当に幸せな日々でした。
人間の長い一生からしてみると
2年ちょっとの時間は
ほんの一瞬なのかもしれません。
でもマーカスの2年半の犬生は
彼なりの充実した犬生だったと信じたいですし
私達にとっても とても濃厚な時間でした。
 
そして
こんな尊いご縁を私達へと繋げて下さった
青い鳥の皆様には
どうしても直接お会いして
お礼が言いたかったのです。
 
こちらこそありがとうございました。
あの大雨の日にメルバちゃんを連れて
はるばると防府までお越しになり
兄妹ののんちゃんや
帰路には広島のベリーちゃんにも
お会いになった とうかがいました。
 
そして何よりも
3年前にマーカス君たち兄妹7匹が
保護された場所
港の空き地にも
立ち寄ってから帰られたとか・・・
どんなお気持ちで
あの荒涼とした風景をご覧になったのか
と思うと また涙があふれます。
 
でも そうまでして
里親様をあの場所に向かわせた
マーカス君との深い絆に
しんみりとさせられました。
 
そんなにも愛されて
マーカス君は本当に幸せだったと
心の底から感謝しております。
 
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