動物愛護の現場:麗音と詩音がStoryを紡ぐ時

おはようございます

《あかるく あいかつ あおい鳥》

 

これまでに何度も皆様に訴えていますが

環境省のデータによる殺処分数が

毎年減少して来ているのは

全国各地の動物愛護団体が

犬猫をシェルターに引き取って世話をし

市民の皆様が里親になって下さるからです。

また数字上は

引取り数も年々減っているようですが

実感がわきません。

え、どこの国のデータ?と思うほどに。

 

何度も報告しておりますように

引き取っても引き取っても

毎週新たに保健所に犬猫が収容されます。

一昨日も保健所からたくさん引き取りました。

シェルターは飽和状態ですが

引き取らなければ殺処分されるのを知っていて

見逃すわけには行かないのです。

そして昨日も

生後2~3日の子猫を引き取りました。

生きたくて生まれて来た命なんですから

ステキな名前をつけてあげました。

この子たちはみんな

青い鳥で引き取らなければ

県の動物愛護センターに送られます。

生後2~3日の子猫たちは

その日の内にミルクボランティアさんが

預かって下さいました。

 

「引き取り数減少」「殺処分数減少」

と国が発表する数字の陰で

人知れずこうして力を注ぎ

命を守って下さる人がいます。

 

さらに防府市の保健所には

次の引き出しを待っている子たちがいます。

青い鳥のシェルターは既に飽和状態。

行政は何も助けてくれません。

お隣りの周南市ではこの5倍以上も

収容中の犬猫が掲載されていて

絶望的になります。

 

世界に独自の文化をアピールし

来年はオリンピック&パラリンピック

と誇るニッポンの これが現実です。

欧米の動物愛護先進国から

日本の動物愛護行政の遅れが指摘され

「日本の犬猫にだけは生まれたくない」

と皮肉られるほどの動物愛護後進国です。

 

動物愛護管理法には

「死ぬまで終生飼う義務」が明記され

「虐待・遺棄は犯罪です」と

町内の掲示板に貼ってあるポスターを

ご覧になった方も多いはずです。

しかし「飼えなくなった」といって

里親を見つける努力もせず

保健所に犬猫を持ち込む例が

後を絶ちません。

迷子になった犬猫を探しもせず放置するのも

「遺棄」とみなされるはずです。

 

毎週保健所に収容されて来る犬猫は

「遺棄」とはみなされないのでしょうか?

半分以上は野良犬猫とはいえ

もとはと言えば人間に捨てられ

繁殖した子たちです。

 

そして「ペット大国」といわれ

子どもの数よりもペットの数が多い日本では

「犬か猫を飼いたい」と思った時に

足を向けるのはペットショップが大半。

欧米のように「先ず保護犬猫を」という発想が

きわめて薄いのが悲しいけれど実態です。

 

ペットショップで犬猫を買う人の

10人に1人が保護犬猫を選択すれば

殺処分は無くなるといわれているのに・・・。

頻繁に起こる幼児虐待と

ニッポンのお粗末な動物愛護行政が

根っこでつながっていると思うのは

わたしだけでしょうか?

 

自分ひとりの欲望や快適さを追い

心の安らぎよりも経済を優先させる

この国の風潮に背を向け

どんなに小さな命でも助けようとし
自分の生活を犠牲にしてでも
懸命に力を尽くす人がいることを
どうか分かっていて下さい。

 

こうして命を絶たれるはずだった

麗音と詩音はHistoryを刻み始め

それぞれのStoryを紡いでゆくでしょう。

それを喜ぶ感性こそが

いまこそ大切なのではないでしょうか。

 

悲しい幼児虐待が繰り返される

このニッポンで・・・。

 

そうした社会を変えてゆくためにも

青い鳥は

心強い仲間たちと一緒に

翼がぼろぼろになって折れるまで

飛び続けてゆきたいと思います。

 

*~*~*~*~*~*~*~*~
青い鳥の活動は
皆様のご寄付で支えられています。
私たちが「あいかつ」を続けて行けますように
どうかご支援をお願い致します。
 
【青い鳥の詳細はホームページを】
http://aoitori-aigo.org/
里親募集/ボランティア募集
ご支援の方法/ふるさと納税/よくある質問
等を掲載しております。

 
応援よろしくお願いします。
にほんブログ村 その他生活ブログ ボランティアへ