おはようございます
《あかるく あいかつ あおい鳥》
いつの頃からか
野生のオオカミに魅かれるようになった。
書棚にオオカミの本や絵本や写真集が並び
壁に雪原を駆けるオオカミの
大きな写真パネルをかけ
デスクにも
川を飛び越える3匹のブロンズ像
・・・というほどに。
もう十数年前の話だが
当時TVのリポーターとして
登場し始めた滝川クリステルが
イエローストーンの狼を追う
ドキュメンタリー番組を観て
「私と同じような人がいる」
と安堵したものだった。
なぜこんなにもオオカミに魅かれるのだろう?
ある日めくっていた写真集の中に
その答えが見つかった。
アメリカインディアンの長老の言葉として
「われわれがオオカミに魅かれるのは
その目に、瞳の中に
自分の魂を見るからだ」
とあった。
「ああ、そうだったのか」と得心し
心のざわつきが治まった。
長年 たずさわってきた仕事を引退して。
そろそろ後進に道を譲ろう。
なんとか年金で細々と生きて行ける。
老後をどう生きよう
私に残された時間をどう使えばいいのだろう
と思い惑う心のざわめきは
内なる魂の呟きだったのだなぁ
と今なら納得できる。
そして東京から山口県に移住し
子どもの悩みを電話で聞く
チャイルドラインに参加した。
3年ほどそこでボランティアをしていたが
散歩中に出会った母猫と2匹の子猫の
里親探しに難航し青い鳥に電話をしたのが
おつき合いの始まりだった。
しばらくは子どもの電話相談と
青い鳥のお手伝いを並行してやっていたが
喉を傷めて声が出にくくなったこともあり
青い鳥だけをお手伝いするようになった。
もちろん子どもたちの悩みも深刻で
チャイルドラインも手伝いたいのだが
両方やる時間のゆとりはない。
どうしようと考えるうちにこう思った。
子どもたちのことは
いろいろな人がいろいろ気にかけて
児童相談所や児童館、子ども食堂など
社会的にサポートしてやる仕組みも
不十分だけれどある。
だけど住む家のない犬や猫は・・・
と考えた時に選ぶ道は決まった。
「いちばん弱いもののために力を使おう」と。
そしてこの数年
多くの犬や猫と接する内に
その目が人間以上に多くの事を
語りかけて来ることに気づいた。
オオカミの目とおなじように
自分の心の在りようや
魂を感じさせてくれるのだ。
わたしが毎日ブログを編集するPCの
壁紙画面からは今もオオカミが
じっと見つめ問うて来る。
「お前の行く道に心はあるか?」と。
出だしがやたらと長くなってしまったが
いつかソアラとヴィッツという
姉妹犬のStoryをしようと思う。
この目が
私を捉えて放さないのだ。
私たちが「あいかつ」を続けて行けますように
どうかご支援をお願い致します。