チビ君:愛情の深さがもたらした生還

おはようございます
《あかるく あいかつ あおい鳥》
 
青い鳥から譲渡した子が「逃げた」
という知らせが飛び込んで来るたびに
ドキッとし 胸が苦しくなります。
 
その日の気温、雨、風が気になり
今頃どこにどうしているだろう
お腹を空かしているだろう
飲み水を見つけられたか
交通事故に遭わないか
・・・と心配がつのります。
 
わたしも不注意から
飼い猫を逃がしてしまったことがあり
チラシを配ったり近所を探し回ったりして
ひと月ほどは諦めがつきませんでした。
その子はとうとう戻りませんでしたが
何十年も経った今でもチクチクと胸を刺します。
 
「チビ君が逃げた」時も
ブログ、フェースブック、インスタグラムで発信し
皆様に情報の拡散をお願いしました。
第1報は25日22時43分。
夜中にもかかわらず
多くの方々が心配して拡散して下さいました。
 
その後も途中経過を2度報告しましたが
その度に拡散し情報提供を呼びかけて下さいました。
 
保健所に毎週犬猫が収容され
ゴミのように殺処分に回されるこの国で

1匹の犬の行方に心を寄せ
無事を願って下さる皆様のお心が
どれほど嬉しく心強かったことでしょう。
深く感じ入るとともに感謝しております。
 
~*~*~*~*~
 
さてチビ君は
28日の22時過ぎに家にたどり着いた
と緊急で報告いたしました。
これにも多くのアクセスがあり
「よかったね」のコメントも寄せられました。
改めて皆様の関心の深さにジーンと来ました。
 
家にたどり着いたばかりのチビ君👇
 
飼い主様の入院で一時預かりとなったチビ君が
散歩の途中で大きな音に驚いて逃げ出してから
初めての土地での1週間の放浪を
乗り越えて無事に生還できました。
 
それには
動物の優れた帰巣本能はもとより
いくつかの要因が考えられます。
 
1.里親様と深い愛情の絆があったこと
 
譲渡したばかりでまだ
お互いに気持ちが通じ合っていず
土地勘もない頃の失踪は
ほとんど帰還は期待できません。
この場合は捕獲器を設置しますが
成功率は高くありません。
チビ君は’15/4/12に譲渡してから
4年以上里親様と一緒に暮らし
愛情いっぱいに育てられたからこそ
飼い主のもとに帰りたいと思ったのでしょう。
 
2.時間を惜しまず捜索の手を尽くしたこと
 
チビ君の失踪を知って
里親様は入院を中断してまで捜索に取り組みました。
警察と保健所に届けた上で
チラシを作り
それをバイクで配りながら情報を集めました。
そしてこのチラシ配りが
チビ君の命を救ったようなのです。
 
3.途中でフードと水にありつけたこと
 
チラシを読んだ女性が
県道21号線辺りでチビ君を見かけ
フードと水を上げていたことがわかりました。
チビ君はそれをガツガツ食べたそうです。
もし空腹のままだったら
山中に多く仕掛けられているイノシシ罠の
餌に引かれて掛ってしまった可能性があります。
また餌やりを一方的に非難して
何ら根本的な解決策を見出そうともしない
昨今の風潮を再考して欲しいものです。
 
こうして里親様が手を尽くした手段が
チビ君の命を救い無事な帰還を叶えた
といえるでしょう。
 
捕えようと追いかけた警察の行動は
全くの逆効果で
チビ君を山中に追いやるだけでした。
 
また
このブログでも取り上げましたが
環境省のパンフレットには
このように書かれています。
 
保健所にはしばしば
首輪がついたままの犬が収容され
飼われていた犬だと思われるのですが
飼い主が名乗り出ることは少ないようです。
 
こうした中で 
チビ君の行方を全力で探した
里親様のご努力があったからこそ
チビ君は無事に生還できたのだと思います。
 
このご報告があった日
里親様はこうおっしゃっていました。
 
チビは罠にかからず山中を抜け
無事に帰りついてくれました。
今日は嬉しくて眠れません。
 
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