Story三兄妹② スルリとこぼれ落ちた幸せ

おはようございます

《いっしょに 生きよう あおい鳥》

 

6月5日に保健所から青い鳥に来た子は

その顔つきと白黒斑から

すぐにセンター、レノアの兄妹と知れました。

名前は「紬」と決まりました。

前年度のクラウドファンディングで

10万円寄付された方には

新たに青い鳥に来た犬に名前をつける権利を

リターンとして設定していたのですが

清水代表が新年早々怪我で入院し

現場に復帰するまでの数か月の混乱で

犬の命名権も延び延びになっていました。

代表が戻ってようやく命名して頂くことになり

その1番目にこの子があたりました。

 

名前は「紬(つむぎ)」となりました。

今になって思うとピッタリの名でした。

不思議な運命の糸で

この子が何人もの思いをつむいで

美しい物語りを織り上げることになるとは

思ってもいませんでした。

 

 

少し話を戻して

兄妹のセンターとレノアが

青い鳥に来た頃をふり返ってみます。

 

 スタッフLINE 

 

2020.5.15 保健所引き出し
センター  オス  推定1才
去勢手術 フロントライン済み
抗生剤注射 ワクチン
フィラリア陰性

2020.5.18 保健所引き出し
レノア  メス  推定1才
避妊手術 フロントライン済み

フィラリア陰性
2週間効く抗生剤注射 ワクチン
フィラリア陰性

センターの兄妹のようです

 

兄妹は同じ部屋に入って過ごしました。

きっと再会を喜んでいたことでしょう。

スタッフからこんな報告が入りました。

 

5月22日

さやか :保護してからずっと

同室に入れられていたセンターとレノア。

兄妹で楽しく遊んでいるかな~🎵

今日ちょっとオープン・ザ・ドア~してみました。
夕食を持って入ってビックリ。


凄いところで待ってらいっしゃいました。
ネコではございません。犬ですよ~😂

 

レノアは人に慣れるのが早く

散歩もいちはやく覚えて

先に譲渡欄に載りました。

センターもレノアにお散歩を教わって

1週間遅れて譲渡欄にデビューしました。

2週間ほど後に青い鳥に来た紬も

レノアの先導でお散歩を覚えたことは

前回お伝えした通りです。

しかし・・・

これが兄妹揃った最後の

(レノアが亡くなる前日に撮った)

映像になってしまいました。

 

済みません。

逝ってしまった子には

どの子にも語り尽くせない思い出があって

つい話が長くなってしまいます。

 

レノアが不慮の事故で亡くなった6月23日

清水代表が寄せたコメントです。

 LINE 

レノアちゃんは

成犬に近い大きさで保健所より来ましたが
不思議に人懐こく

リード練習もすぐに始める事ができました。
東京から「ぜひ家族に迎えたい」との申し出があり
6月30日にはトライアルする予定でした。
ボランティアさん達からも可愛いがられていて
関係者一同深い悲しみに包まれています。
 

6月27日

 

毎週土曜日に掲載していた

第10回わんわんパラコルは

「レノア追悼譲渡会」となりました。

その時に紹介した

里親希望者様からのお便りを再掲載します。

 

「レノアちゃん可愛い笑顔をありがとう

天国で元気でね」とメッセージが添えられた

花が送られて来ました。

 

幸せをつかむ寸前に

レノアは逝ってしまいました。

 

実はこの間の6月18日

紬が兄妹たちよりも早くトライアルに行きました。

しかし「夜鳴きがひどい」といって

4日後の6月22日に戻されて来ました。

紬が戻って来たのはレノアが亡くなる前日。

もし兄妹3匹が同じ部屋にいたなら・・・

事故は防げたのかもしれません。

でも1週間後に

東京に行くことが決まっていたレノアは

ひとりで過ごすことにも慣れさせる必要から

1匹だけ別室に隔離され夜を過ごし

そこで事故が起きてしまいました。

 

約束されていた幸せが

スルリと指の間から零れ落ちるように・・・。

時に運命は無情なものなんですね。

 

そして

レノアからバトンを渡されたように

27日のブログ追悼譲渡会で

初めて紬がデビューしたのです。

 

続く・・・

 

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