StoryマリⅡ,9.温かくやさしい微風の日々

       おはようございます

《いっしょに 生きよう あおい鳥》

 

一時預かりさんのお宅では

こまめなシャンプーやサプリや食事療法など

手厚い介護のお陰で

  とても良い状態に回復したマリⅡの

その後を紹介します。

 

5月31日

 

預かりさんのお宅から7か月ぶりに

マリⅡがシェルターに帰って来ました。

久しぶりに嗅ぐシェルターの匂いは

どんなだったでしょう?

6月12日

 

ボランティのUさんが

ご自分のDOG美容店にマリⅡを連れて行き

二人がかりで丁寧に洗って下さいました。

皮膚病専用のシャンプーを使い

お薬も塗っていただきました。

200匹の犬猫を世話するスタッフには

1匹ずつに接する時間は限られるので

マリⅡにはありがたいプレゼントでした。

7月17日
 

スタッフのUさんがボランティアで

犬舎の横にシャンプー場を作ってくれ

真っ先にマリⅡが体験させてもらいました。

ウットリして気持ち良さそうです。

この洗い場が出来てから

マリⅡにはスッタッフが定期的に

薬用シャンプーをしてやれるようになりました。

体の毛が抜けたマリⅡには

暑さも寒さもこたえます。

ですから夏の散歩は朝一番に

寒い季節は陽射しの温かい日を選んで

散歩に連れて行きます。

こうしてスタッフはもちろんのこと

ボランティアさん達も

何かにつけマリⅡに気を配り

皆でやさしく大切に接して来ました。

もちろん譲渡情報でも

マリⅡを積極的に紹介しました。

からだにハンディを負ってしまった分

何としても幸せな家庭に

送ってやりたかったのです。

皮膚病になって青い鳥に預けられ

ついに里親さんは迎えに来ませんでした。

それでも明るく人を信じて生きる。

そんなマリⅡを
スタッフもボランティアさんも気にかけ
何かと世話をしてくれます。
きっとマリⅡの生きる姿に美しさを
感じているからだと思っています。

 

10月27日

 

そしてある日突然

マリⅡの扱いに対する批判がネットに流れている

という情報が寄せられました。

 

シェルターに戻ってから

マリⅡの皮膚病がひどくなっている。

このまま放置するなら

青い鳥の実態として投稿する

 

・・・というのです。

きっと悪意のある人が送った

文言と画像を鵜呑みにして

確かめもせずに批判したのでしょう。

 

せっかく皆でマリⅡにやさしく接して来た気持ちに

水を差すような

人間の心ない批判も知らずに

マリⅡはただ甘えているのでした。

ほんとういい子です。

 

続く・・・

 

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