第9夜:元猟犬の嬉しい再会と切ない別れ(その1)

おはようございます

 

青い鳥のシェルターで

動物たちの幸せのために
汗を流している方たちが立ち寄って
あれこれのエピソードを話して行く
Wan・Nyanカフェ。

ちょっと大人の味をお届けしています。

 

【第9夜】

元猟犬の嬉しい再会と切ない別れ

 

👩 一都三県の緊急事態宣言も

やっと解除されることになってほっとしたわ。

ペスト、天然痘、コレラ、チフス・・・

「現代医学は感染症を克服した」

ちょっと前までそう言われてたのに

わずか0.1ミクロンの新型ウイルスに

世界中がパニクッているんだから

いろいろと考えさせられるわね。

「人間は微生物も含めていろんな生きものと

一緒に暮らしているんだな」って。

腸の中にも細菌が何億もいるんでしょ。

え、百兆個? スゴイ!

だから私たちは「人間様だ」なんて

威張ってちゃいけないわよね。

喜怒哀楽が人生の道のりだけど

犬や猫だって同じ。喜んだり哀しんだり・・・

つい最近もこんなことがあったの。

2月の中頃にね

シェルターを訪ねて来た人がいたのよ。

「私の知っている犬がここにいると聞いたから」

・・・と言って突然会いに来たの。

去年4月に保健所から引き取った7歳くらいのオスで

これが保健所から来た時の写真。

立派でしょ。もと猟犬だったらしいんだけど。

犬は群れの序列があるから

他の犬たちの中に入れたら喧嘩するかもしれない。

猟犬だったんだから強いわよね。

事故でも起こしたら大変でしょ。

だから犬舎に入れずに

ムサシと名付けて1匹で屋内に繋いでおいたの。

慣れると甘えん坊なんだけれど

慣れていない人には激しく吠えたりして

さすが元猟犬だなぁって思うくらい強い子だったわ。

元猟犬って山口県には結構多いのよ。

イノシシが農作物を荒らすからでしょうね。

とにかく見た目にも怖そうで

初対面では近づきがたい犬だったのよ。

で 話を戻すけれど

「知ってる犬かもしれない」といって

訪ねてきた人がムサシに近づくと

こんな感じでね・・・

もう1年ほど青い鳥で暮らしてるから

いま8歳くらいだけど

まるで子犬みたいに甘えてるの!

間違いない。

この人を知ってる、って思ったわ。

その方が話すには・・・

昔、メス犬を飼っていて

ムサシはその母犬が産んだ5匹の子の1匹らしいの。

で ムサシともう1匹の子を知り合いに譲ったんですって。

それから・・・

この数年は会わなかったので

ムサシが保健所に行ったことは

全然知らなかったんだって。

 

それでね 別の知り合いの方が

ムサシによく似た犬が散歩しているのを見た。

青い鳥のシェルターのそばだったから

もしかしたら・・・と教えられて

すぐに会いに来た、ということなのよ。

 

また

保健所からムサシを引き取る際に聞いた話では

2匹を子犬の時から可愛がっていた方が入院され

妹さんがお世話をすることになって

1匹は慣れたけれどムサシはなかなか慣れないので

面倒を見切れなくなって連れて来られた。

・・・という事情だったのよ。

ご免ね話が前後してちょっと分かりにくいと思うけど。

で、会いに来た人の話の続きだけれど

その日にトライアル、というか

元の親元に帰った

って言ったほうがいいのかなぁ

車で連れて行かれたの。

ムサシも嬉しそうだったわ。

はい、目出度し目出度しで

終わるはずだったのだけれど・・・

翌日に戻って来たのよ。

え、ナニそれ!?って思うでしょ。

 

続く・・・

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