Story三兄妹6.いつかその日がきっと来る

いつかその日がきっと来る

・・・と信じていました。

そして嬉しくて泣くだろうな・・・と

歳とともに涙っぽくなった私は

そう思っていました。

 

三兄妹のレノアが不慮の事故で逝ったのは

昨年6月23日。

2か月後9月1日に紬が

東京に譲渡されて行きました。

その間のことはStory三兄妹で

詳しく紹介しました。

 

センターだけがひとり残され

この1年間シェルターで暮らしていました。

こんな可愛い子なのになぜ

新しい家族が出来ないのだろうと思いつつ

「譲渡」の報告が入る日を

ずーっと待ち望んでいました。

 

そして今月8日・・・レノアが逝った月に

突然「センター、トライアル」の報が

飛び込んで来ました。

しかもトライアル先は

はるかに遠い群馬県のとある町で

信じられないような

奇跡的な出会いがあり・・・。

 

それだけでも驚きで感動的だったのに

それに呼応するかのように

東京に暮らす兄妹の紬から

元気いっぱいに走る動画が送られて来ました。

――ああ また引き合ったな。

ブログを書き始めてから何度も感じて来た

血のつながったもの同士の感応能力。

テレパシーとでもいうのでしょうか。

 

いつも心ひそかに思っていたことがあります。

センターのことも紬のことも

レノアが空から見守ってくれている。

だからきっと幸せになる・・・と。

 

その奇跡的な出会いを紹介したいと思いますが

その前に 三兄妹のことをよく知って頂くために

1年前のStory三兄妹を再掲載しますので

ぜひお目を通して下さいますよう

お願いいたします。

 

👇再掲載 ’20/9/22

 

生物学者が書いた

「ゾウの時間 ネズミの時間」という本で

こんなことを知りました。

 

心臓の鼓動数はどの生物も同じで

一生に15億回ドクドクと打って止まる。

小さい動物は動きも敏捷で心拍が速く短命。

ハツカネズミの心拍数は0.1秒に1回。

大きな生物は動きも心拍もゆるやかで長命。

ゾウは3秒に1回ドクッと打つ。

つまり体のサイズによって

時間の流れる速さが違うということを

ネズミとゾウを比較して論じていました。

 

犬と猫、小型犬と大型犬など

細かく比較して見ると必ずしもその法則は

当てはまらないような気もするのですが

総じて人間に比べてペットの寿命は短く

一生を駆け抜けて行くような感じがします。

 

その短い生を明暗に染め分けて

一生懸命に生きるかれらの

はかなくも美しい時間を残してやりたい

・・・そんな思いでStoryを綴っています。

 

今回は3匹の兄妹の話です。

今年の5月15日に引き取ったセンター♂

その3日後に引き取ったレノア♀

さらに2週間ほど後に引き取った紬♀

山口県には白黒ぶちの犬が多いので

兄妹という確証はないのですが

ともに1歳くらいで

同じ保健所に同じ頃収容され

白黒の模様や耳の形や目がよく似ているので

血を分けた兄妹と思われます。

このうちレノアが 6月23日早朝

思いがけない事故で亡くなったことは

「悲しみを乗り越えて」でお伝えしました。

 

3匹がどこで生まれ

保健所に収容されるまでの1年ほどを

どこでどう過ごしていたのか?

他にきょうだいは?等は分かりません。

 

レノアが亡くなるまでの19日間

(紬がトライアルに行って戻された

4日間を除くと15日間)

3匹は一緒にシェルターで過ごしました。

 

人に慣れるのが早かったのはレノアで

散歩もいちばん早く覚え

センターと紬のお手本となって

兄妹を散歩に導いてくれました。

6月27日のわんわんパラコル

「レノア追悼譲渡会」で紹介した映像です👇

その時にこう書きました。

 

「紬が初めてのお散歩を出来たのも

レノアのお陰です。

3匹揃ってのお散歩は

最初で最後になってしまいました。

これもレノアの兄妹たちへの

贈りものだったのかも知れない。」

 

でもレノアは

もっと大きな贈りものを遺してくれたことを

後になって知りました。

それには多くの人の思いが重なって

織り上がった美しい布のような

素敵なStoryがあったのです。

 

続く・・・

 

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