https://readyfor.jp/projects/aoitori-aigo-2
今回のクラウドファンディングでは
殺処分ゼロを5年半に渡って
維持し続けて来た青い鳥が
「どんな命もあきらめない」ことをテーマに
皆様のご支援を仰いでおります。
こうした懸命の愛護活動に
多くのご寄付と励ましのメッセージが
寄せられています。
私たちの「命を守る」取り組みは
青い鳥だけでなく 皆さまからの
支えがあってこそ続けられています。
そうした一例をご覧ください。
7月25日
市内のある方から
「子犬を保護したのだけれど
引き取って貰えないか」
と連絡がありました。
この方 Nさんは
これまでにも何匹も子犬を保護されて来ました。
青い鳥では保健所の犬猫を
引き取るのに精いっぱいで
一般の方からの引き取り要請には
とても応じられません。
診療・ワクチン代、餌代、世話など
1匹でも費用が掛るからです。
ですから
収容するスペースがあって
費用を負担して下さるのならば
という条件で引き取る場合もあります。
Nさんは私たちの活動を深く理解され
「費用を負担しても助けたい」との思いで
救助を続けていらっしゃいます。
この日連れて来られたのは2匹の子犬。
生後2か月ほどでしょうか。
オスとメスで兄妹と思われます。
グリとグラと名づけました。
7月31日
Nさんからまた子犬が1匹持ち込まれました。
グリ グラの兄妹のようでオスです。
Nさんのお話によると・・・
グリとグラを保護した時に
もう1匹残っていましたが
どうしても捕まえられず残して帰りました。
しかし気になって仕方がないので
再度捕まえに行って見ました。
やはり同じ場所に1匹だけ
ぽつんとうずくまっていたので
脅かさないようにそーっと近づきました。
逃げる。また近づく。・・・というように
時間をかけて追いかけっこをし
犬が根負けして?伏せたところを
やっと捕まえることが出来ました。
そのときも
なるべく恐怖を与えないようにと思って
上から手で押さえるのではなく
下からそーっと抱えようとしたので
手首を噛まれました。
・・・とおっしゃっていました。
あいにく青い鳥は子犬ラッシュが続いていて
何人かいる一時預かりさんのお宅も
手一杯なので
Nさんに一時預かりをお願いしました。
Nさんは快く引き受けて下さり
ご自身でこの子を「クロード」と名づけました。
8月1日
クロードを連れて帰られた翌日
Nさんから突然
思わぬ報告が飛び込んで来ました。
朝起きて一番に
クロードの様子を見ると
息をしていませんでした。
前夜はご飯を食べて
どこも気になる様子は見られなかったのに・・・
子犬や子猫の突然死は時々見られます。
原因はわかりませんが
そうした死に出会うたびに
命の尊さと儚さを身に染みて感じ
いっそう「命を守る」ことに励むのが
私たちの性(さが)なのでしょう。
突然の訃報に驚くとともに
1匹の野良の子犬が
幸せへの道を歩き始めた第1歩で
逝ってしまったことの意味を考えました。
「何故?」「どうして?」の問いに
答えを見出せるはずもありません。
クロードはこの1枚の写真だけを残して
逝ってしまいました。
クロードは
野でひとり生きるのではなく
人間の腕に抱かれる温かさを知り
一晩でもお家で過ごせたので
幸せだった――
そう思いたいです。
きっとNさんも同じ気持ちだと思います。
いつも小さな命に心を向け
時には狭いに石壁の間に体を入れて
けん命に子犬を保護して下さった
・・・と聞いています。
クロード
たった一夜で逝ってしまったきみを弔うには
いったい何をして上げればいいの?
クロードのあまりにも短かった生に
報いてやるためにも
私たちは 命を守りぬく活動に
全力で取り組んで行きます。
埼玉県匿名様/広島県喜納工業様より
私たちが「あいかつ」を続けて行けますように
どうかご支援をお願い致します。