Story命のリレー:子犬ロイがトライアルするまで

https://readyfor.jp/projects/aoitori-aigo-2

殺処分ゼロを守りぬくために

よろしくお願い申し上げます。

 

明日「子猫のお見合い会」を開きます。

13:00~16:00

先のオリンピック男子400mリレーで

バトンのリレーに失敗した日本勢の

無念の表情が忘れられません。

 

それと同列に語ることはできませんが

リレーが上手く行かないことは

「あいかつ」でも時々あり

私たちはガッカリして肩を落とす

・・・というのが正直な感情です。

 

命を救われ青い鳥に来た子は

多くの人の手を経て大事に育てられ

ネットや譲渡会等で希望者と出会い

トライアル期間を経て家族の一員になります。

 

そのトライアルとは

決して気軽な「お試し期間」ではなく

1匹の生涯を決める大事な時です。

にもかかわらず「夜鳴きをする」とか

「先住の犬猫と相性が悪い」とか

時間をかければ解消するような理由で

返されて来る子が少なからずいます。

 

「トライアル失敗」の多くは

犬猫に原因があるのではなく

人間の準備不足や無理解によるものです。

ですから懸命に説得するのですが・・・。

 

トライアルから戻って来た子を見るたびに

私は「赤毛のアン」の冒頭のシーンを思い出します。

孤児院から家庭の生活に入る

・・・と希望に胸を躍らせるアンを待っていたのは

「男の子が欲しかった」という無情のひと言。

戻って来た犬猫を見るたびに

泣き崩れるアンの姿がダブります。

 

今回はある子犬がたどった足跡を

紹介しましょう。

 

6月28日
 

保健所から緊急引き出しの要請があり

駆けつけると子犬が5匹。

生後1週間ほど。目も開いていません。

保健所では育てられないので

以前は直ぐに愛護センターに送られ

殺処分の対象となっていました。

それを青い鳥では全て引き取りますと

保健所に申し入れてあるので

緊急の連絡が入ります。

5匹はHさんのお宅に預けられ

目が開いてから名前をつけました。

ラリルレロ5兄妹です。

5匹は預りHさんのもとですくすくと成長しました。

👇ロイ君

生後2か月になって

リクは既に譲渡が決まり

残る4匹が7月25日の譲渡会に

他の子犬たちと一緒に参加しました。

5匹は次々にトライアルして行きました。

(右は譲渡後の名前です)

7月22日 りく⇒マート
7月25日 レン⇒月(ムーン)

7月25日 ルル⇒きなこ

8月9日 ララ⇒もも

ロイも8月7日にトライアルに行きました。

キャリーに入れられ不安そうです。

清水代表が譲渡希望者さんに

飼い方のレクチャーをしました。


預りのHさんもトライアルに同行し

怖くて震えるロイくんに付き添い。

ミルクから2か月育ててくれたHさんは

お母さんのようなものです。
1匹また1匹と兄妹たちがいなくなり

見知らぬ家に連れて来られ

見知らぬ人に囲まれるのですから

(生まれついての性格にもよりますが)

子犬が怖がるのも無理はありません。

しかし次第に慣れて来たのか

あるいは疲れたのか

顔を格子に突っ込んで眠ってしまいました。


その隙に青い鳥の面々は

ロイを置いて

そうっと家を辞しましたが・・・

トライアルが成功しますようにと

祈るばかりです。

 

 

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