おはようございます

《あかるく　あいかつ　あおい鳥》

 

 お知らせ 

新シェルターへの移転に伴い

次のように住所が変わりました。

犬と猫の支援物資は下記の住所に

お送り下さいますようお願い申し上げます。

（両方を含む場合はどちらでも構いません）

 

やっと、やっと、やっと・・・

犬たちを移動させる時がやって来ました。

この日をどれほど待ち望んだことでしょう。

皆さまにもご心配をおかけしました。

 

地元の方々のコンセンサスを得るのに

２か月もの時間がかかり

新緑薫る季節を過ぎてしまいましたが

ようやく

旧シェルターに留め置かれたままだった

わが子のように大切な８０匹の犬たちを

新シェルターに移す準備が調いました。

実行は６月１日（土）２日(日）の二日間と決まり

何日も前から当日の天候が気がかりで

新聞やテレビの天気予報を気にし

心配の種ばかりがぽつんぽつんと芽吹く。

雨は降らないだろうか。

新旧両方のシェルターの人手は足りるか。

ボランティアさんは集まってくれるだろうか。

力を頼る男手は何人来てくれるだろうか。

犬たちは抵抗して暴れないだろうか。

おとなしくバリケンに入ってくれるだろうか。

山道を走るあいだに事故が起きないか。

新シェルターのケージに入ってくれるか。

脱走しないか。喧嘩しないか。

 

旧シェルターのあの子たちを助けるために

がむしゃらに突き進んで来た

血潮の熱さは男性にも負けはしない。

けれど・・・

か弱い女の集団が「事を起こす」のは

こんなにも大変な事なの？と知りました。

 

ああ・・・とため息で眠れぬ一夜が明けると

６月１日、防府市の朝は晴れ。

「やだぁ、暑くなりそう！」

降れば愚痴をいい、照れば文句をいう。

人間の身勝手さを知ってか知らずか

旧シェルターの８０匹の犬たちは

不穏な空気を察知して

ウォン ウォ～ン、キャン キャ～ンと吠え

ただでさえ暑い空気を

更にヒートアップさせるのでした 。

 

先ずはボードで犬たちを囲い込み

1匹ずつバリケンに追い込みます。

 

みんなが簡単にバリケンに入るわけもなく

逃げ回る子もいて 

流れる汗が目にしみます。

 

これを朝から８０匹繰り返すと汗みずくでヘトヘト

夕刻には指先にも腕にも力が入らなくなり

立っているのがやっと・・・。

でも

大勢のボランティアさんが

「ワンコのためなら」と

休日返上で駆けつけてくれたお陰で

事故もなく何とか１日で無事に

全匹移動させることが出来ました。

 

最終組のワンコたちを載せたトラックが

旧シェルターを出て行きます。

 

新シェルターに向かって

トラックが遠ざかって行くのを見ていたら

何だか涙がこぼれました。

苦しかったこの１年あまりの道のりを

きっと「あいかつ」の神様が

護って下さったのでしょう。