おはようございます

《あかるく　あいかつ　あおい鳥》

 

昨日 夕食を摂りながらTVを観ていたら

こんなニュースが流れました。

 

スウェーデンの高校生が

NYで行われている国連の温暖化サミットで

泣きながら行なった演説の内容です。

世界の首脳たちが

温室効果ガス排出問題に

真剣に取り組もうとしないのを非難して

こう述べました。

 

あなた方は空虚なことばで

私の子ども時代の夢を奪いました。

私たちは大絶滅の始まりにいるというのに

あなた方が話すことと言えば

お金や永続的な経済成長という

おとぎ話ばかり。

小さなからだで声を震わせて

涙ながらに訴える姿が

電波に乗って世界中をかけ巡りました。

 

農業や放牧などの経済的な目的で

伐採や放火が絶えないアマゾン熱帯雨林では

今年に入って７万５０００件を超す火災が発生し

「地球の肺」と呼ばれ酸素を供給する熱帯雨林が

急速に消滅していると報じています。

 

地球規模の大きな気候変動が予測され

取り返しのつかない事態に

・・・と騒がれている今

「私たちの未来を奪わないで」

と真剣に訴える彼女の姿にうたれました。

 

そこで思い出したのは

香川県の小学生が起こした動物愛護団体

「ワンニャンピースマイル」のことでした。

環境問題も犬猫の殺処分をやめない日本の制度も

根っこは同じです。

経済効率ばかりを追い

いじめ、幼児虐待、若者の自殺などの背景に

弱者への思いやりを欠いた精神の荒廃が

はびこっていることに目を向けようとしません。

 

’18/4/18のブログ

「子どもたちにどう応えますか。」

で紹介した記事を再度掲載します。

👇

 

人間の命と犬猫の命、何が違うの？

 

彼らの命を守り

そして幸せな生涯を送らせてやれるのは

「人間」だけなのです。

 

これは小学生の女の子の言葉です。

Mさんは小学４年で愛犬に死なれたのをきっかけに

長いあいだ悲しみ 苦しみ 考えて

「命の大切さに 人間も動物も違いはない」

と思うようになりました。

そして動物愛護のことを調べるうちに

日本では飼い主のいない犬や猫が

毎日いっぱい殺処分されていること。

さらに自分が住む香川県が犬の殺処分で

何年間もワースト１位であることを知りました。

 

いても立ってもいられずに 友だちと二人で

「命の大切さ」を訴える手書きのチラシを作り

近所で配ったり スーパーに貼ってもらったりしました。

小学生の女の子がたった二人で・・・。

 

いつしかその活動に共感する若者たちが集まり

昨年４月に小･中･高校生の動物愛護団体

「ワンニャンピースマイル」が生まれました。

 

Mさんは現在小学６年生で

メンバー１１人の副代表をしています。

そして殺処分ゼロの社会を実現するために

動物愛護のさまざまな啓発活動や

保護犬猫の譲渡や 生体販売禁止を

大人たちに訴えると共に

 

クラウドファンディングで100万円を超す資金を集め

いまオリジナル絵本の制作を進めています。

子どもながらにすごい行動力ですね。

 

これに女優･杉本彩さんも共感し支援し

子どもたちによる動物愛護の活動は

全国的に知られるようになって来ました。

 

学生団体ワンニャンピースマイルの

フェースブックやツイッターには

動画も載っていますのでぜひご覧ください。

 

また次のようなコメントが載っています。

 

子ども達に何ができるの？

色々批判されることもあります。

でも子どもだから出来ることもあります。
 

野良犬猫が増えないようにするには

私たちはどうすればいいのか。

１人でも多くの人が考え行動することが
殺処分数の減少につながると思っています。

 

動物も人間もたった一つの命
動物と人間が笑顔で共生できる社会になるには
どうすればいいのか
こどもたちと一緒に考えてください！

 

～＊～＊～＊～＊～

 

先日(22日）紹介したNHKのTV番組

「家族になろうよ」でも

動物愛護に取り組む高校生の言葉として

「保護された犬猫は可哀想だから見たくない」

と言う人がいるけれど

現状から目を背けないで。

しらなければいつまで経っても

世の中は変わらない」

・・・を紹介しました。

子どもたちの声に

真剣に向き合わなければ

地球もこの国も

明るい未来はありません。