みんな生きようとして③ 数%でも可能性があるのなら

おはようございます

《あかるく あいかつ あおい鳥》

 

防府市での殺処分ゼロを叶えてから

もう3年8か月にわたって

必死でゼロを維持し続けています。

 

この間には新シェルターの建設という

大きな課題も生じて

何度も危機に見舞われましたが

山口県民、防府市民の皆様の応援や

ふるさと納税・クラウドファンディング等

全国の皆様の温かいご支援で

何とかここまでやって来れました。

ほんとうにありがとうございます

 

今年の春は例年になく犬猫の

収容数が多いと報告しましたが

夏になっても次々と保健所に収容されて来て

シェルターは既に飽和状態。

猫の譲渡は進んでいますが

犬の譲渡数が落ち込んでいます。

 

「トライアル成功」の記事にも

犬の掲載が少なくなっていることに

お気づきだと思います。

私たちの内部でも「殺処分ゼロ」はもう諦めよう

という声が何度も出ましたが

一時預かりさんの数を増やしたり

シェルター内ケージのやり繰りをしたりして

何とかしのいでいます。

 

ほんの数%でも可能性が残っているのなら

諦めたくない。

収容されて来る犬猫も

みんな生きようとして頑張っています。

 

そんな現場からのレポートをお届けします。

 

9月16日

 

港で野良犬の子がカラスに突かれ

殺されかけているという通報がありました。

一般からの要請には応じ切れないので

お断りしているのですが

この時は例外として緊急に保護しました。

現場が混乱していて下の👇3匹しか

写真に撮れませんでしたが
生後1か月ほどの6匹兄妹です。
 
 LINE 報告 
れいこ:メス   オパール 950g

れいこ:尻尾に傷があり腫れてたので受診。
レントゲン異常なしだが、尻尾先端が動いてない。
一過性のものなら良いが、いつまでも尻尾が上がらずダランとした状態なら断尾した方が良い。

れいこ:左後ろ脚の裏も膿が溜まってるもよう。
抗生剤注射。1日2回抗生剤投薬あり。
殺菌性のシャンプー毎日。1週間後に再診。
6匹ともフロントライン  済みです。
TM子犬6匹兄弟
三匹(オス1、メス2) Hさん預かり
二匹(オス2) 山口のMさん預かり
一匹(メス1) MYさん預かり。
 

9月18日

 

保健所から

「へその緒がついた乳飲み子を収容した」

と連絡があり

子猫4匹を緊急で引き取りました 。

ミルクボランティアのSさんのお宅で

授乳して頂くことになりました。

9月20日
 

 9月5日に保健所から引取り

小さな命を守る」9/16でお伝えした

麗音と詩音のその後の経過です。

感染症が足に広がって命が危ない

「どうか奇跡が起こりますように」との

一時預かりOgさん必死の願いの麗音は・・・

 

 LINE 

Og : 9/15~毎日 手足の傷の消毒・治療。傷は小さくなって来ているとのこと。
9/20   細菌検査の結果/検出された細菌 Eenterobactoer cloacae(腸内細菌の一種)  MRSA(ブドウ球菌)
2つの細菌に効果のある抗生物質がわかったので、今日からDOXYという抗生物質を使うとのこと。
* 麗音は体重が2倍、詩音は2・55倍になりました。2匹とも相変わらずミルクをよく飲みます。詩音はミルクの後、運動したがるようになりました。私の声がよくわかり、聞こえると大声で騒ぎます。

 

まだ予断を許しませんが
麗音が自力で動いている姿を見られるなんて
ほんとに嬉しいです!
 
毎週Diaryで犬猫の出入りだけを
簡単に報告していますが
その裏では
小さな命を守るために多くの人が力を尽くし
また保護された犬猫たちも
懸命に生きようとしていることが
お伝え出来たでしょうか?
 
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