3077 Mornings
人の世と同じように
犬猫にも運・不運があり
縦と横の糸が巡り会う時と場が
ずれてしまう事があります。
何匹もの兄弟姉妹の
それこそ数えきれないほど多くの
トライアル・譲渡を見ていると
運命の女神が回すルーレットの音が
カラカラと聞こえて来るようで・・・
切なくなったり、やった!と喜んだり
いくつものドラマを見て来ました。
今も描ききれないまま
胸に埋もれているStoryもあります。
そんな中でやっと
ある子犬のだどってきた道に
光をあてる時が訪れたようです。
★ ★ ★
その子は昨年8月15日に
保健所から青い鳥に来ました。
生後2週間ほどで
まだ目も開いていない乳児のため
保健所から緊急連絡があり
急いで引き取ったきょうだいです。
2日後に目が開き名をつけました。
ソーダ、スカッシュ、ラムネ
いかにも真夏の名前でしょ。
ミルクボランティアさんのお宅で
授乳し育てて頂きました。
実は同じ日に保健所より
緊急で引き取った3匹の兄妹もいました。
こちらは生後1週間ほど。
ミツ、マメ、ササと名付け
他のミルクボランティアさんの
預かりで育ててもらいました。
山口県にはいかに野良犬が多いか
お分かりでしょう。
お隣りの周南市は殺処分数の
多いことで知られていますが
防府市も青い鳥の頑張りが無ければ
同じように殺処分ワーストに
入っていたことでしょう。
こうして二組の3匹兄妹はそれぞれに
一時預かりさんの元で元気に育ち
譲渡会に参加する時期を迎えました。
9月22日
ソーダがトライアルし正式譲渡に。
名が「あおい」になりました。
10月22日
スカッシュがトライアルし正式譲渡に。
名が「ラムネ」になりました。
ミツマメ兄妹も譲渡が決まりました。
9月23日 ミツ譲渡⇒モモ。
9月23日 ササ譲渡⇒柿太郎。
10月7日 マメ譲渡⇒梅花。
こうして6匹のうちラムネだけが残り
年を越えることになりました。
もう5か月を過ぎ
譲渡が難しい時期になっていました。
これからお伝えするのは
このラムネのStoryです。
明日に続く・・・
兵庫県M様U様/Y様/匿名様より
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