ムサシの哀しい来歴:元猟犬の嬉しい再会と切ない別れ(その1)

犬   3527 Mornings   三毛猫

 

朝6:00に 

「ムサシが末期の腎不全で

もう長くないかも、と言われ」

を紹介しています。

 

以下はムサシの来歴について

’21/3/14に掲載した記事です。

【第9夜】

元猟犬の嬉しい再会と切ない別れ

 

👩 喜怒哀楽が人生の道のりだけど

犬や猫だって同じ。喜んだり哀しんだり・・・

つい最近もこんなことがあったの。

👩 2月の中頃にね

シェルターを訪ねて来た人がいたのよ。

「私の知っている犬がここにいると聞いたから」

・・・と言って突然会いに来たの。

去年4月に保健所から引き取った7歳くらいのオスで

これが保健所から来た時の写真。

立派でしょ。もと猟犬だったらしいんだけど。

犬は群れの序列があるから

他の犬たちの中に入れたら喧嘩するかもしれない。

猟犬だったんだから強いわよね。

事故でも起こしたら大変でしょ。

だから犬舎に入れずに

ムサシと名付けて1匹で屋内に繋いでおいたの。

慣れると甘えん坊なんだけれど

慣れていない人には激しく吠えたりして

さすが元猟犬だなぁって思うくらい強い子だったわ。

 

元猟犬って山口県には結構多いのよ。

イノシシが農作物を荒らすからでしょうね。

とにかく見た目にも怖そうで

初対面では近づきがたい犬だったのよ。

👩 話を戻すけれど

「知ってる犬かもしれない」といって

訪ねてきた人がムサシに近づくと

こんな感じでね・・・

もう1年ほど青い鳥で暮らしてるから

いま8歳くらいだけど

まるで子犬みたいに甘えてるの!

間違いない。

この人を知ってる、って思ったわ。

その方が話すには・・・

昔、メス犬を飼っていて

ムサシはその母犬が産んだ

5匹の子の1匹らしいの。

で ムサシともう1匹の子を

知り合いに譲ったんですって。

それから・・・

この数年は会わなかったので

ムサシが保健所に行ったことは

全然知らなかった・・・て。

 

それでね 別の知り合いの方が

ムサシによく似た犬が散歩しているのを見た。

青い鳥のシェルターのそばだったから

もしかしたら・・・と教えられて

すぐに会いに来た、ということなのよ。

 

保健所からムサシを

引き取る際に聞いた話では

2匹を子犬の時から可愛がっていた方が入院され

妹さんがお世話をすることになって

1匹は慣れたけれど

ムサシはなかなか慣れないので

面倒を見切れなくなって連れて来られた。

・・・という事情だったのよ。

ご免ね話が前後して

ちょっと分かりにくいと思うけど。

👩 会いに来た人の話の続きだけれど

その日にトライアル、というか

元の親元に帰ったって言うのかなぁ

車で連れて行かれたの。

ムサシも嬉しそうだったわ。

はい、めでたしめでたしで

終わるはずだったのだけれど・・・

ムサシ 翌日に戻って来たのよ。

え、ナニそれ!?って思うでしょ。

 

昼12:00~に続く・・・