おはようございます。
《あかるく、あいかつ、あおい鳥》です。
*~*~*~*~9月9日*~*~*~*~
下関の会員Haさんから次のようなお便りが届きました。
(要約)
今朝、友人が車を少し走らせた所でネコの声に気づき
急いで車を停車させてボンネットを開けると
知らないネコがベルトに逆さ吊りになったまま
身動きできない状態でいました。
ベルトに挟まれていて助け出せません。
ロードサービスを呼んでバンパーのネジをゆるめて
何とか救出することができました。
すぐ動物病院に駆け込みましたが
大腿骨が折れて腰の部分で完全にずれていました。
一命は取り留めましたが獣医さんから
「下半身麻痺で自分では排泄できない
だから楽にしてやったほうがいい」
・・・と言われました。
野良猫らしいこの子には致命的な損傷です。
私たちではどうすることも出来ず
この子が背負ってしまった過酷な運命を考えて
動物愛護センターに預け殺処分という
最悪の結論しか出すことが出来ませんでした。
本当に辛い苦渋の選択です。
これで良かったのか、まだ納得は出来ていません。
清水代表が電話をして聞いてみると・・・
数日前にその子をセンターに連れて行ったので
まだ殺処分の順番を待っている
との事でした。
連れて来てもらうようにお願いしました。
それと同時に青い鳥の理事会で話し合い
受入れを承諾しました。
再度獣医師に診て頂くとやはり・・・
脊髄が折れてるだけではなく、完全に重なった状態です。
神経が切れているのは確実なので
下半身麻痺は避けられない。
手術しても無理でしょう。
・・・という診断でした。
とりあえず入院して感染症の治療をしてもらい
次の日青い鳥のシェルターに入れました。
この子は「さくらネコ」だったのです。
飼い主のいない猫に「不妊去勢手術」をし
その印として耳先をV字カットして元の場所に戻す。
その形がさくらの花びらのようなので
地域猫=さくら猫として一代限りの命を
全うさせようとする活動です。
青い鳥ではこの子を「さくら」と名づけました。
Haさんの手紙にはこのように記されていました。
きっとこの子も誰かが、たとえ野良猫としてでも
幸せな生を全うしてほしいと願ったに違いありません。
それを思うと本当に悲しい事件です。
人間から見たらこれは事件かも知れません。
でもアクシデントと言って片づけられる問題でしょうか?
さくらの眼がそう問いかけている気がします。
続く・・・
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