Storyエイズ陽性2.監禁されていた幸(さち)

おはようございます。

《あかるく、あいかつ、あおい鳥》です。

 

血液検査でエイズ陽性と診断されたのは

青い鳥に保護した順に

幸♀・モコ♀・パール♀・元♂・グレー♂の5匹です。

感染への知識不足や誤解から

譲渡の対象から外されたりして

あまり光の当たらない子たちですが

今回はかれらをちゃんと見て欲しくて

シリーズで掲載しています。

それぞれのStoryを紹介して行きましょう。

 

○●○●○ 幸ちゃん ●○●○●

 

「幸」は昨年9月29日に
保健所から引き取ったメスの成猫です。
 
脚にひどい傷を負っていて
センターに送られて殺処分される寸前でした。
左右の前脚の同じ所が化膿してい
 
後脚も左右同じ場所に傷を負っていました。
こちらは化膿はしていませんが「床ずれ」のような傷です。
 
前脚も後脚も4本とも傷を負い
がりがりに痩せていました。
いったいどんな扱われ方をしていたのでしょう?
身動きもできないような狭い所に
前脚を縛られて長いあいだ閉じ込められ
食事もろくに与えられていなかったようです。
 
人間に こんなにひどい目にあいながらも
人懐っこい性格らしく すり寄ろうとする姿が
私たちの涙を誘いました。
衰弱していてあまり食欲もありません。
 

飼い猫だったのか野良だったのかわかりませんが

これまでの酷い暮らしから幸せになることを願って

「幸」ちゃんと名づけました。

 

幸ちゃんは痩せすぎていて

避妊手術ができませんでしたが

怪我と健康を回復してから手術を行ないました。

 

その時に「エイズ陽性」だと分かり

一時預かりのベテランSさんに預かって頂きました。

 

2か月ほど経った12月2日

シェルターに新しい猫部屋が完成しました。

①健康猫 ②風邪引き猫 ③エイズ陽性猫の3部屋あり

幸ちゃんは③に1匹だけで隔離されました。

 

また万一の感染を防ぐために食器や毛布なども

①②の部屋の子たちと共有しないようにしました。

 
やっと怪我も回復しこれから幸せに・・・と願ったのに。
他の猫たちと触れあえず独りぼっちです。

 

でも健康を取り戻し 持ち前のフレンドリーな性格で

スタッフやふれあいボランティアさんに甘えています。

 

以下はペットの里親募集サイトに載せた

幸ちゃんの情報です。

 

甘えん坊の三毛のメス猫です。

保健所より怪我をした状態で引き取りました。
どこかで監禁されてたように、手足4箇所に傷がありました。

すっかり良くなり元気になりましたが

血液検査でエイズ陽性の診断を受けました。
発症していないので食欲もあり元気です。
この子だけを健康観察しながら飼っていただける

やさしい里親様を探しています。

 

やがてモコ、元、グレー、パールと

隔離部屋の仲間は増えるのですが

保護してから1年2か月たった今も

幸ちゃんに譲渡の声かけはありません。

 
こんなに綺麗で人懐こいこなのにねぇ。
 

続く・・・

 

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