あ 青い鳥と い 一緒に
ニッポン再生!🐾
う 動こう え 描こう お 思いやり
昨年11月20日から6回シリーズで掲載した
エイズ陽性の猫たち。
いま4匹が一部屋に隔離されて暮らしています。
空気感染はしないのですが
念のために陽性の子は他の猫と離しています。
しかし陽性ですから発症のリスクがあります。
Story5.「ハンサム猫グレーの憂うつ」(11月28日)
で紹介したグレーが
今年1月の末頃から体調を崩し病院通いを続けています。
グレーを病院に連れて行って下さるボランティアのKさんや
スタッフのヨーコさんの病院記録から
これまでの経過を振り返って見ます。
*~*~*~*~ 2月5日 ~*~*~*~*
K:グレー、お腹の張りがあり、痩せているようなので受診。
エコーと血液検査の結果、血液に黄疸あり腹水が少し溜まり始め、猫伝染性腹膜炎(FIP)の可能性が高いとのこと。
(*FIPは「猫コロナウイルス」といって90%の猫が持っていて、過度なストレスや免疫低下によって発症し、猫エイズ(FIV)とは違います。)
溜まったものが尿として出ていくか抗生剤の薬服用で試し、体重の増減を見て今後の経過を注意。腹水が溜まるようなら腹膜炎を疑い対症療法。
数日おきに点滴、免疫力高めるインターフェロン注射をした方が良いので通院となります。
*~*~*~*~ 2月9日 ~*~*~*~*
K:グレー、食欲が無くなり再診。体重4キロ。点滴、インターフェロン、食欲増進の注射。薬は抗生剤、食欲増進剤の三種服用。
*~*~*~*~ 2月10日~*~*~*~*
K:今日もささみを中心によく食べました。(ゆで汁も好きみたいです)
金曜の点滴と食欲増進の薬効果、ささみを食べ出してから少し元気が出ています。 疲れて早めに横たわりますが、棚にも昇り下り出来ていました。グレー頑張っています。
金曜の点滴と食欲増進の薬効果、ささみを食べ出してから少し元気が出ています。 疲れて早めに横たわりますが、棚にも昇り下り出来ていました。グレー頑張っています。
*~*~*~*~ 2月11日 ~*~*~*~*
K: グレー、さっちゃんと一緒に部屋でリラックスしていました。いつも皆さんの愛情を受けているのが、グレーの表情から良く分かりますね。この寒さに負けないで欲しいです。
K:優しい幸ちゃんがグレーを気にかけて、ちょくちょくグレーの傍に来てくれます。
K: 病理検査はしていないのでFIPと確定していませんが、お腹が腹水で少しずつ膨れています。エコーでも、腹水で腸が見えづらくなっています。
先生からは「腹水が更に増えるようだと予後が悪く、永くない可能性もある。状態に注意をするよう、なるべくストレスのない温かく穏やかな生活を心がけるように」と言われました。FIPでも穏やかに、診断よりもかなり永く過ごせた例もあるそうなので、グレーもそうであるよう祈りたいです。
*~*~*~*~ 2月13日 ~*~*~*~*
ヨーコ:グレー再診。腹水は変化ないが、体重が数グラムずつ減少しつつある。点滴施行。内服薬が出ているが、グレーが嫌がっても無理やり強制的に内服させるか検討中。看取りの方向性。ささみの煮汁は大好き。