おはようございます。
元気が出るブログ!
《あかるく、あいかつ、あおい鳥》です。
福ちゃん7か月のメス
横隔膜ヘルニアで心臓や肺が圧迫され
呼吸がしにくい状態ですが
姉妹の黒ちゃんと仲よく遊ぶ姿を見せ
私たちに元気を与えてくれています。
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福と黒が青い鳥に来たのは5月4日でした。
人にも慣れており
猫部屋の他の猫たちともすぐに打ち解け
とてもフレンドリーな姉妹です。
保健所から引き取るのは野良の子が多く
人に慣れるのに時間がかかりますが
この2匹は半年ほど家庭で育てられていたので
警戒せず とても扱いやすい子たちです。
手前の錆色が福ちゃん。
この子が黒ちゃんです。
2匹は生後7か月ほどの仲の良い姉妹です。
2匹をシェルターに連れて来たのは
青い鳥を手伝って下さっているボランティアさんで
その方の話によりますと・・・
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昨年の11月 冬の寒い戸外で
家の裏にガリガリの子猫がうずくまっていました。
近付くとシャーシャー言われましたが
あまりに可哀想なので バスタオルでくるみ保護しました。
ご飯をやっても食べず トイレもせず 心配していましたが
4日目くらいから少しですがご飯を食べ始めました。
でも よほど体がきついのか 動きも遅く
呼吸もハァハァと荒く 眠ることさえできないようでした。
そこでそーっと膝に抱いてやると
安心したのかやっと眠りにつく・・・という感じでした。
落ち着いてから獣医さんに診てもらうと
「横隔膜ヘルニア」と言われました。
きっと交通事故にあったのではないか、とのことでした。
以下は獣医さんの話です。
横隔膜に穴が開いていて
そこから腸などが胸の方に出ています。
そのために心臓や肺が圧迫され呼吸がしにくい状態です。
手術をした場合、成功の確率は50%で
2匹のうち1匹は亡くなる危険があります。
また 妊娠するとお腹が大きくなって
さらに胸を圧迫し呼吸しづらくなり
死んでしまう可能性もあります。
いま体重が850gしかありませんから
せめて1㎏にならないと避妊手術もできません。
また手術に耐えられる体力がないかもしれません。
ですから絶対に外に出さないようにして下さい。
・・・とのことでした。
家に連れ帰ってから
この子が幸せになりますように と願いを込めて
福ちゃんと名づけました。
ある日外出から家に帰ってみると
福ちゃんが嘔吐と下痢で体がベタベタになっていました。
「まぁ大変」と慌ててきれいにふき取ってあげたのですが
なんと次の日から福ちゃんが元気になって
カリカリもよく食べるようになったのです。
きっと何か悪いものが体から排出されたのでしょうね。
それまではパウチを少し食べるだけだったのでホッとしました。
それまではパウチを少し食べるだけだったのでホッとしました。
その頃からもう1匹
黒い子猫が家の周りに来るようになりました。
よく似ているのできっと福ちゃんのきょうだいだと思い
その子も保護することにしました。
案の定2匹はとても仲が良く 福ちゃんも嬉しそうです。
その子もメスで黒ちゃんと名づけました。
福ちゃんは 黒ちゃんと一緒に遊ぶようになると
みるみる元気を回復しました。
2匹はいつも楽しそうに遊んでいます。
遊びが激しくなると福ちゃんは途中で
少しハアハアと息苦しそうなこともあります。
でもほんとうに見違えるほど元気になりました。
きょうだいが側に居るって凄いことなんですね。
このまま2匹を飼えれば良かったのですが
わが家は借家で
動物を飼ってはいけないことになっています。
2匹の世話をしながら貰って下さる方を探しましたが
なかなか譲渡先が見つからずもう半年になるので
私がボランティアでお手伝いをしている
青い鳥さんに相談し 協力して頂くことになりました。
獣医さんから福ちゃんの手術は
成功50%。失敗して死ぬ可能性も50%。
だから 敢えて手術をせず
そう長くは生きられないかもしれないけれど
このまま一生を全うさせるのもひとつの方法ですよ
・・・と言われています。
*~*~*~*~ 最後に *~*~*~*~
交通事故による猫の被害が後を絶ちません。
車の少なかった昔と違って今は交通量が多く
猫も犬も室内で飼うのが普通になって来ており
青い鳥でも譲渡する際には室内飼いを薦めています。
二度と福ちゃんのような猫を出さないためにも
どうか猫の室内飼いをよろしくお願いいたします。