Storyケイティー3.子を思う気持ち

おいとりと っしょに

ニッポン再生!

ごこう がこう もいやり

(動こう 描こう 思いやり 🐾)

 

ケイティーの3匹の子どん♂・ぐり♂・ころ♀。

生後1・5か月を過ぎてそれぞれ譲渡されて行きました。

11月20日どん(左)。11月27日ぐり(中) ころ(右)。

 
どんはトライアル期間を経て正式に譲渡され
「響」という名前になりました。
ころはトライアルの結果、戻されて来ました。
またぐりも夜鳴きが続いたので
「15年飼う自信がない」と言って戻されました。

そこで清水代表がお宅まで出向き

しつけ方法などについてご家族とじっくり話し合った結果

飼う自信を取り戻し、再び連れて帰られました。

 

また、ころについてはその後も申し込みがありましたが

ケイティーの子ですから「大きくなるかも知れません」

と申し上げるとキャンセルされました。

 

・・・といろいろありましたが、ケイティーにとっては

いなくなったわが子の1匹が帰って来たので大喜び!

その様子をLINEから紹介します。

 

***** 12日 *****

 

yuki: コロちゃん、Yさんがリードを持って外のドッグランまで散歩しました。私がケイティーを連れて。ドッグランでは二匹が楽しく走り回っていました。「ころちゃん」と手を広げて呼ぶとダッシュで来てくれます!ケイティが、一緒に散歩しながらコロをずっと気にしつつ歩いている様子がほほえましくて、「やはりお母さんだな」と感心しました。

 

でも母子の幸せな時は長くは続かず

すぐに、ころの里親希望者が現れました。

 

***** 1218日 *****

 

yuki: ケイティーは、里親さんが見学に来たときから警戒して、しきりに吠えていました。コロだけ散歩に連れ出そうとすると、「自分も出せ」と必死に扉を開けようとしていました。

 

yuki:見送りの時が来て、コロが車の中でクーンクーン泣いていたので、私も泣きしそうでした💦でも里親さんは、ピースワンコや周南市の犬も見てから、青い鳥を見学して「コロを!」と決めて下さったので、今度は大丈夫だと信じてます。コロ、頑張って! 

 

yuki :コロを見送ってから、ケイティーに「行ってしまったよ」と言ったら、分かったのか、黙ってふて寝していました😢 でも、最後に親子で

ドッグランを散歩させて上げることが出来て良かったです。

最後に親子一緒にドッグランで遊ばせてあげられてよかったです。

よっぴー: ふて寝するくらいならいいよ。わが子との思い出もできたし・・・。子離れして ケイティーにも里親さんを見つけてあげないとね。  

 

***** 翌日 *****

さっちー: 朝、ケイティーを散歩に連れて行ったけれど、やっぱりコロを探してたみたいです。切ない。

 

yuki:コロちゃんを譲渡に出す日、ケイティーが「自分も行く」とケージの扉を開けようと必死だった姿が忘れられません💦 ケイティーも幸せになってほしいな。

ケイティーが必死に「出してくれ」とケージの扉を引っ掻いていた姿が忘れられません。子を思う気持ちに人間も動物も違いはありませんよね。

 

 

***** 日 *****

 

(ぐり→)チーズ君がシェルターに遊びに来てくれました。

ひと月ぶりの親子対面です。
 
ケイティーもチーズ君も再会を喜んでいます。
 
「飼う自信がない」と言って一度は諦めた里親様ですが
真剣に悩んだ分だけ愛情も深く
「家族の中心にチーズがいます」とおっしゃっていました。
 
 
***** 14日 *****
 
子どもがいなくなっってから
ケイティーはシェルターの子犬に関心を持つようになりました。
やはり必死に守り通して来たわが子との別れは
辛かったのでしょう。
言葉を持たないけれど、気持ちは私たちに伝わって来ます。
 
4か月のリラン君を一緒のケージに入れてやると。
ケイティーは一生懸命に面倒を見ています。
あまり面倒を見過ぎるので、リランが困っていることも・・・。
 
リランは1月21日に譲渡されて行きました。
 
 
 
それとともにケイティーも何かを悟ったのか
やがて子犬への関心も薄れて行ったようです。
とても頭の良い犬なんです。

 

いつだったかお尻に炎症が出来て

病院に連れて行ったことがありましたが

この時も、車の中で大人しくしていました。

 

病院では検査も注射もお利口に受け100点満点!

もとは飼い犬で捨てられたのはもう間違いありません。

お利口だったので

ご褒美に佐波川の河川敷を散歩させて上げました。

 
 
 
 
 ***** 日 *****
 
シェルターに来た当初は怖そうでしたが
それも子犬を懸命に守ろうとしていたから とわかり
ケイティーは一躍スタッフたちの人気者になりました。
 
気持ちがさっぱりしていてクヨクヨしない
真っ直ぐに前を見つめて生きるケイティーの性格を
よく表すエピソードがあります。
 
夕方、イティーの散歩中に
ふとしたはずみでリードが手から離れてしまい
ケイティーはそのまま逃げて姿が見えなくなりました。
山に入って行ったというのです。
その報告が入ってみんな青ざめました。
夕闇が迫っていて間もなく暗くなる時刻でした。
捜索の打ち合わせをしている最中に
なんとスタッフの一人が
ケイティーのリードを持ってやって来ました。
もちろんリードの先にはケイティーの顔があります。
????と思って聞くと
 
「シェルターに来る途中で見つけた。
リードをつけたまま1匹でトコトコと歩いているので
車を停めて捕まえた。
ケイティーはシェルターに向かって帰るところだったみたい」
・・・と言うのです。
 
「わぁケイティーお利口だね!
自分のお家が青い鳥だ、って分かっているんだね」
・・・と泣きながらみんなで
代わる代わるケイティーを抱きしめました。
 
こんなに賢く性格の良い子を捨てる人がいるんですね。

「子が出来たから」と言って捨てる飼い主は

どんな心の持ち主でしょう?
血が通っているのでしょうか?
いいえ、心があるのでしょうか?
 
 

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