メモリアル白2.闘病―しろ、頑張ってます!

青い鳥と  一緒に

ニッポン再生!🐾

動こう  描こう  思いやり

 

―― 10月 ―― 

守り人Kさんのお宅に預けられた白とレモン。

レモンは風邪が治り健康になりましたが

白はなかなか体調が良くなりません。

 
―― 11月 ――
下痢と発熱が続き病院にこまめに通うようになりましたが

ごはんを食べないようになったので

入院して集中治療をすることになり

念のためにエイズ検査も行いました。

 
11月23日 検査の結果エイズ陽性とわかり
白はシェルターの隔離部屋に移されました。
ちょうどこの頃ブログで「Storyエイズ陽性」の
猫たちのことを紹介していたので驚きました。
1.感染への誤解 11/20
2.監禁されていた幸(さち) 11/21
3.子育て母さんモコの死 11/22
4.元気になぁれ盲目の「元」 11/27
5.ハンサム猫グレーの憂うつ 11/28
6.幸せつかんだ真珠猫パール 11/29
(*エイズ陽性への偏見と誤解を解くために
書いたシリーズです。ぜひお読み下さい。)
 
 
実はKさんは ご夫妻で毎週シェルターを訪れ
以前からエイズ陽性で隔離されている猫たちとの
ふれあいを続けて下さっていました。
 
そこに白が移されたと知り
Kさんのお気持ちはどんなだったでしょうか。
 
K:清水さんが白くんを病院に迎えに行かれて退院。「白くんはエイズ部屋に移された」と聞きました。それを知った私達夫婦は、すぐに白くんを引き取って家に連れて帰りました。やはり集中ケアが必要だ、自分たちの手でケアしてやりたいと思ったからです。
 
このLINEの報告を読むと涙が出ます。
ご自宅に先住猫がいらっしゃると
エイズ陽性の猫は引き取らないのが一般的ですが
Kさんご夫妻はちゃんと感染の知識を身に着けていて
すぐにまた白をご自宅に戻して下さいました。
 
11月27日
一緒に預かっていたレモンが譲渡されて行きました。
 
白くんひとりになったけれど
先住猫がやさしく見守ってくれます。
 
 
―― 12月 ――
以下はKさんがLINEに上げた白の闘病記録です。
 
 K:白くん、9月から風邪治療で病院へ。風邪が治まる頃に常に下痢、低体重、高熱の繰り返しで12月に入院。ステロイドや抗生剤が一時的に効くもアップダウンを繰り返す。
 
K:エイズ陽性とわかってから再びわが家に引き取る。その後も下痢が変わらず、高熱も増え。ステロイドも使った治療が始まり、12/11再び入院。毎日か一日おきに様子を見に病院に通う日が続く。
 
K:12/25 腸閉塞部、盲腸、小腸一部切除の大手術。腸の腫れ上がりが進み腸閉塞になったため、盲腸全て、大腸閉塞部と小腸長めに一部摘出。下痢は続いているも少し便が出るようになり、少しずつ食欲を取り戻した様子。
 
K:1/1元旦に退院。引き続き私の家で預かる。腹帯が痛々しい。わが家で緩和ケアを再開する。腹帯が痛々しい。再び白くんの緩和ケアを続ける。
 
K:1/15 年末に出していた病理検査の結果が出る。
肉芽腫胃腸炎(人でいうところの人クローン病)の可能性があげられる。免疫異常が起こりやすく、免疫細胞が働きすぎてそれにより腸など腫れ上がる病気。ただし、これは稀に見る例なので確定は出来ないとのこと。病理検査機関からは「検便からのスクリーニングで総調べ→病原体を調べることを奨めます」と言われました。 しかし、獣医師によると「これまで腹膜炎も疑ったり検便もして来たので、病原体という可能性は低いのではないか」というので、検査はここまでとしました。
 
K:15日以降それまで投与していたステロイド量を更に上げて、痛み緩和を重点において治療続けています。服用薬でも抗生剤と共にステロイドを飲んでいます。一昨日から免疫抑制剤も服用して炎症に効くか試しています。
 
K:ステロイドの効果で再度の腸閉塞はなく、痛みが緩和されたようで食欲も旺盛です。ただ、下痢なので肛門が荒れ脱腸ぎみ、他にステロイド副作用で免疫は下がるため、カリシウィルス感染が悪化し、舌から腫瘍性口内炎が広がり、ただれて舌の1/4が欠けました。食欲旺盛でふやかしたゴハンなどはよく食べますが、舌を使って水が飲めないので、シリンジ(注射型)で定期的に水を飲ませています。
よだれ、下痢により皮膚が荒れるので、以前よりこまめに体を部分的に洗うケアも続けています。
 
K:先生より「いずれは安楽死の選択もある」というお話もされました。でも白くんは、ふらつくこともなく、しっかり歩き、走れ(卓上にもまだ上がれて)、目の力、食べたいという意思を表す行動、人の傍に居ることが大好きです。白くんの生きようとする意志を尊重し、安楽死は避けようと思います。
 
K:今は約3日おきにインターフェロン、点滴のため通院中。エイズのため抵抗力がない中、ごはんをこれだけよく食べてれているのは不思議だ、と院長先生からのお言葉です。しろ、頑張ってます🐱✨✨
 
胸がつまされるような闘病の記録です。
それはKさんご自身の闘いでもありました。
そして
一匹の子猫の命を懸命に救おうとした人間の
尊い心の記録です。
 
続く・・・
 
犬*****sei*****猫
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