おはようございます
《あかるく あいかつ あおい鳥》
8月24日
トライアル先で家人を噛んで
戻って来たムーミン。
再びシェルターでの暮らしが始まりました。
人にも他の犬にもフレンドリーな
いつも通りのムーミンです。
ここが「我が家」と思っているのでしょうか?
10月14日
ひと月半ほど経って 別の希望者さんに
トライアルすることが決まりました。
子犬の問い合わせはあっても
成犬を引き取りたいという方はあまり現れません。
なのに短期間で次のトライアルが決まるなんて
きっと人を引き付ける魅力を持っているのでしょう。
青い鳥さんが帰られた後
散歩へ行き、夜はウロウロしてましたが
環境が変われば緊張し
ストレスを感じるのは人も動物も同じです。
人は環境が変わった理由を知って
安心することもできますが
言葉を持たない動物たちは
「なぜ?」と聞くこともできず
不安のままに新しい環境を引き受け
慣れるまでしばらくは耐えるしかありません。
ムーミンにとって眠ることは
不安を忘れる手段なのかも知れませんね。
まるで
幼子が泣き疲れて眠るように・・・
10月21日
トライアルに出して1週間後
「トライアル期間を延ばしたい」
と引き取り宅から申し出が入りました。
理由をうかがうと
「ご飯の時に家人を噛んだ」
ということです。
そしてこう付け加えて下さいました。
「でも、この子を諦められないので
もう少し時間をかけて様子を見たい」
・・・と。
そして私たちは
「ご飯の時は小屋から出さず
手を出さないように」
と再度伝えるしかありませんでした。
あんなに人に慣れているムーミンなのに
なぜ 噛むの?
噛む行為は犬にはよく見られ
しつけの本にもネットにも
対処の仕方がいっぱい載っています。
「噛む」は言葉を持たない動物が
表現する「言葉」のひとつなのですが
噛む原因は何か? どこにあるのか?
わずか2年ほどの生に
変転を繰り返して来たムーミンの
心の襞にどんな出来事が埋もれているのか?
できることならば
記憶の海に潜って確かめたい
・・・と思うばかりです。
続く・・・
私たちが「あいかつ」を続けて行けますように
どうかご支援をお願い致します。