おはようございます
《あかるく あいかつ あおい鳥》
前回のStoryで
朝陽は「飼い主が歳を取って飼えなくなったから」
保健所に捨てられたと紹介しましたが
こうした例が後を絶ちません。
山口県のホームページで
保健所を管轄する生活衛生課の欄を見ると
次のように書かれています。
「致死処分される」ことと
「自分で新しい飼い主を探す」こと
が明記されています。
「最後まで飼う」ことは動物愛護法にも
飼い主の義務として明記されています。
にもかかわらず保健所に持ち込まれる。
飼い主の「自分が歳を取ったから」というのは
保健所に持ち込む理由になるのでしょうか?
自分が老いることは誰でも知っていて
何年もかかって年老いて行くのですから
その間に「新しい飼い主」を探すことは
充分に出来たはずです。
それがともに暮らして来た犬猫への
当然の義務だと思うのですが。
しかも朝陽はまだ1~2歳
と思われる若い犬でした。
つまり最近飼った犬です。
それを
「自分が歳を取って飼えなくなった」
などと言う理由が通るのでしょうか?
その一方で県のホームページには
こう書かれています。
朝陽は(他の子も同様に)
わずか2千円の手数料と本人確認のみで
保健所に捨てられました。
動物の遺棄は法律で禁じられているのに
保健所に持ち込むのは遺棄ではないのでしょうか?
どんな事情があったにせよ
こんな無垢の瞳を持った子を
棄てた人がいるのです。
悲しいことに
そんな日本人がまだまだいるのです。
今回の法改正で「罰金100万円」の他に
「1年以下の懲役」が加わりましたが
飼い主が「歳を取ったから」というのが
飼えない理由として認められるのなら
ますます高齢化が進む日本で
保健所⇒動物愛護団体という
負の連鎖は止みそうもありません。
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朝陽が保健所に捨てられ
新たな飼い主になる人もなく
殺処分に回されるのを
青い鳥で引き取ったのが昨年3月。
朝陽は非情な飼い主を恨むでもなく
持ち前の無邪気さで
スタッフたちの人気者になりました。
青い鳥がシェルターの移転問題で
大揺れに揺れ
苦難の道を歩んでいた時も
朝陽は笑っているような無邪気な瞳で
私たちの気持ちを引き立ててくれたものです。
そして新シェルターへの移転が迫る頃
「大型犬が欲しい」という申し出が舞い込みました。
候補として朝陽の他に
今年5月に保健所から引き取った
柴犬風の「のん太」が上がりました。
のん太も首輪の跡がありましたから
矢張り捨てられた犬でしょう。
動物愛護精神の根付いた欧米の方が
「日本の犬にだけはなりたくない」と嘆いたそうですが
この無垢な瞳は何を語っているのでしょう?
朝陽とのん太 どちらに決まるか。
里親希望者さんが
移転したばかりの新シェルターに
見に来ることになりました。
続く・・・
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