おはようございます

《いっしょに　生きよう　あおい鳥》

 

例年 夏は犬猫の譲渡数が落ちます。

暑い日が続くとモコモコの毛並みに
魅力を感じられなくなる上に

夏休みの旅行やお盆で移動が多く

新たに犬猫を家に迎える気にならない

・・・等々モチベ―ジョンが下がるようです。

 

コロナ自粛で夏の過ごし方も変わった今年は

どうなるだろうと思っていましたが

５月の６８匹をピークに６月５９匹

７月４８匹 ８月１９匹と下降線をたどりました。

それでも４か月で１９４匹は驚異的です！

 

青い鳥は保健所に残った子は

どんなに病気の重い子でも引き取って

ガス室では命を終わらせない

という決意で取り組んでいます。

しかしそれも

里親になって下さる方があればこそ。

命のリレーのアンカーである里親様に

改めて深く感謝いたします。

 

気になるのは

譲渡数１９４匹の内 犬は３２匹。

１６・５％に過ぎません。

それもほとんどが子犬です。

毎週「わんわんパラコル」で掲載していますが

青い鳥には成犬がいっぱいいる上に

さらに増え続けています。

 

かつて殺処分ワースト３になった山口県下で

防府市は’16/2からゼロを維持し続けていますが

それも断念せざるを得ない状況に

何度も襲われながらこの４年半のあいだ

必死で頑張って来ました。

 

でも相変わらず犬を棄てる人が後を絶たず

保健所に首輪をつけた犬が収容されます。

ブログで何度も訴えているように

迷い犬も警察や保健所に届け出ず

捜そうとしなければ遺棄と同じです。

 

 

９月３日のブログで

８/３１から保健所に収容されている

青い首輪をつけた犬のことをお知らせしました。

 

この子は期限になっても飼い主が現れず

９月８日に青い鳥で引き取りました。

２～３歳のオスで

左前脚を怪我しています。

病院でワクチンと抗生剤を注射し
去勢手術をしハリーと名づけました。

飼い主さん　あなたは

この子の目を見ることが出来ますか？

 

 

また９月８日こんな報告が入りました。

 

お年寄りの家で飼っている２匹の犬が

からだ中に毛玉ができたままでおかれ

糞尿もこびり付いて身動きもとれないほど。

可哀想だから助けてくれないか

・・・と相談が寄せられ

清水代表とスタッフが見に行きました。

 

毛玉は想像以上のひどさ。

いくら取っても切りがないので

２匹を預かってトリマーさんのお店に運びました。

いつも青い鳥でボランティアをして下さっているUさんです。

そのUさんも驚くほどのひどさで

５人のトリマーさんを集めてカットしました。

このまま飼い主さんに戻したのでは

また同じことの繰り返しになるので

清水代表が飼い主さんと話し合い

青い鳥で里親を探すことを了解して頂き

シェルターに連れて帰りました。

服はUさんが着せてくれたものです。

長年毛玉のコートを着たままだったので

急にカットされ寒がるのではないか

との思いやりからです。

２匹ともメスで 若いほうが愛くん。

年寄りの方はイヴくんです。

 

９月９日

 

翌日２匹を病院に連れて行き

診てもらいました。

長年病院にも連れて行かれなかったので

きっと何か病気を持っていると思いましたが

幸いなことに２匹ともフィラリアは陰性。

でもからだ中に炎症が見られました。

 

しばらくは痛み止めや抗生剤を

スタッフが飲ませなければなりません。

年寄りのイヴ君は週に１～２度

シャンプーしてやらなければなりません。

 

９月１０日

 

この日もあるメッセージが届きました。

＊　＊　＊　＊

近所で飼われている犬が

炎天下の中で放置されている。

小屋はあるのだが小さくて窮屈そう。

日陰にも行くことが出来ず

小屋に入っても暑くてバテてしまいそうだ。

一年中通して同じ状態で可哀想。

台風の日もそのままで

家の中には入れてもらえない。

飼い主に注意してもらえませんか。

 

こんな相談が時折寄せられます。

ご自分で飼い主に投書するなり

直接言えばいいのに！

動物愛護団体が行くよりも

ご近所の目ほど厳しく強いものは無い。

そうして民意を高めなければ

動物虐待の状況は変わらない。

と私は思うのですが・・・。

菩薩のような清水代表は

無視できず様子を見に行きます。

 

この国が動物愛護の後進国として

世界から非難の目を向けられるのも

無理からぬことなのでしょう。

犬や猫を飼う資格のない人でも

平然と飼っているのが現実なのですから。

 

犬たちの哀しい遠吠えが

聞こえて来るようです。