Story青山くん2.みんなに看取られて逝ったんだね

おはようございます

明日は「子猫のお見合い会」を開く予定です。


青い鳥には100匹を超える猫たちがいて

国衙と和字に分かれて暮らしています。

旧シェルターの頃から

もう何年も暮らしている子もいます。

またエイズ検査で陽性といわれた子は

発症しているわけはないのですが

感染を避けるために1室に隔離されており

それを承知で迎えて下さる方は少なく

ここで一生を終える子もいます。

 

青山くんもエイズ部屋で暮らしていましたが

最初からそこにいたわけではありません。

100匹以上の猫たちがいて

常に新入りや譲渡で顔ぶれも変わり

詳細を把握することは出来ませんが

LINEの報告から履歴をたどってみました。

 

青山くんは‘19年5月28日

4~5歳ほどで引き取ったオスです。


人にはフレンドリーな性格でしたが

成猫のいる部屋に入れると

折り合いの悪い猫(左)もいてデビューに失敗。


やむなく

子猫たちの部屋に入ることになりました。

一時預かりさんを探したのですが
なかなか見つからず

6月13日

また成猫たちの部屋に戻されました。

喧嘩をしないようにケージに入れて

しばらくは様子を見ることにしました。


世の中いつも順風満帆で

安らかに暮らしてばかりいられないのは
人間も犬猫も同じですね。
だからこうしてせっせと

Storyを綴っているのですが・・・。

その後 青山くんは

LINEにあまり登場せず写真もありません。

以下に抜き出しただけです。

(交信記録も膨大ですから

見落としがあるかも知れません)

’20年2月5日
成猫 青山くん オス5歳
口内炎で再診。5.7㎏。
引き続き薬処方。
悪くなるようなら抜歯。
👆青い鳥に来てから8か月後の記録です。

「再診」とありますから
口内炎の症状が続いていました。

 

そして国衙の猫シェルターを改造した際に

エイズ陽性の子を隔離する部屋が完成。

青山君も検査の結果エイズ陽性と分かり

この部屋に入れられました。

4月20日
青山君 投薬いただいてます。
👆病院で薬を貰ったという意味でしょう。
まだ口内炎は治っていません。

5月6日
あおやまくん
口内炎がとてもひどくなっています。
注射をしました。
今あるお薬を継続

👆治療中に残された唯一の写真です。
口元を見ると濡れているので
口内炎がひどいようですが

眼はしっかりとしています。

8月7日
アオヤマくん 体重5.5kg、

前回から体重減っていないので点滴なし。
口内炎の注射
効果は2週間〜1ヶ月。
2週間過ぎてから口内炎の薬投与。
ご飯はウェットか小さめのドライフードを

ふやかしてから与える。

8月31日

国衙の青山君 点滴と注射 

2~3日様子を見て、食べないようなら
血液検査をした方が良いでしょう

と言われました。
👆mikaさんからの報告です。

かかりつけの病院で診てもらったようです。

 

LINEから見た限りでは

青山君についての記述は多くありません。
しかしよく人に慣れていて

スタッフからもボランティアさんからも

可愛がられていました。

では話を戻して

mikaさんのお家に預かりになってからの

様子をみましょう。

‘21年1月9日

7:33 mika:今夜から エイズの青山君 預かりします。
危篤です。
しかし、頑張っています。
隣りのケージに碧斗(あおと)がいてダブル あおです。

(*Story碧斗で紹介しました。

寒波のなか道端にうずくまっていた子です。)


碧斗 かなりすねてしまって 怒です(*^^*)
俺だけだったのに…って。

22:27 清水久仁子 mikaさん

青山くんありがとうございます🙏


青山くんの隣には
やはり重症の碧斗くんがおり

その隣にはmikaさんが保護したばかりの
体調の悪いエイズの黒猫ちゃんがいます。

たくさんの猫の看病やお世話

本当に助かりますm(_ _)m

23:19 mika:青山君 体位交換しましたが

 呼吸が浅い感じです…

(*奥で碧斗が見ています)

1月9日

06:58 mika: AM2時24分 

青山君 亡くなりました。

 
07:18 よしみ: 最後まで、寄り添ってもらって
ありがとうございました😭😭
07:21 mika:看取らせていただき 

ありがとうございました。

 

7:40 mika :みんな 代わる代わる 
青山君を見にきたり  周りを走ってます。


きっと 空に逝くまで
寂しくないようにしてくれてるのかな…と 
感じています。

11:34 万里子 :青山君♂ エイズ陽性6歳
2021.1.9 死亡
mikaさんの看取りで虹の橋を受リました。
とても人懐っこい、国衙の人気猫でした。

 

どんな犬や猫にも生きたStoryがあります。

シェルターで暮らす猫たちの一例として

青山君の履歴をたどりました。

青い鳥に来るまでの4~5年間

どうして生きて来たのかは不明です。

人慣れしていたので飼われていたのか?

あるいは野良で餌を貰っていたのか?

 

そして青い鳥に来てからの1年7か月

その半分は口内炎との闘いでしたが

人に甘え、皆に可愛がられました。

 

最期はmikaさんと猫たちに看取られて

静かに眠るように逝きました。

野で人知れず死んでゆく子たちに較べれば

幸せだったのかも知れません。

ここに彼の生きた証しとしてStoryを遺し

追悼とします。

 

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