現場からの報告5.「動物にとっての幸せ」を優先

おはようございます

 

昨日こだま(と思って)写真を載せましたが・・・

現場のスタッフから間違いを指摘され

映像が送られて来ました。

👇左がこだま 右があずさの兄妹。

あずさがトライアルに行く前の映像です。

こだまです。

青い鳥のシェルターには

大小6つの犬舎&ドッグランがありますが

人慣れして譲渡出来るようになった子は

ケージに繋いで人との暮らしに慣らし

散歩時に排便をするようにしつけています。

友と琴は1月23日のブログ

Story氷を解かす10」で紹介しましたが

スタッフ&ボランティアさんの努力で

上手にお散歩できるようになりました。

 

「あいかつ」の現場は

単に犬猫を収容するだけでなく

このように人慣れの度合いや性格に応じて

きめ細かく配慮しているのです。

 

♥ ♥ ♥ ♥ ♥

 

さて 青い鳥のシェルターにまた

他県から成犬が2匹運ばれて来ました。

昨年12月5日のことです。

殺処分ワーストで知られるK県で保護された子で

まったく人慣れしていず

犬舎のケージに入れるのも一苦労でした。

年齢は分かりません。

オスはマーク、雌はゆずと名づけました。

ゆずは罠にかかったのか後脚が傷ついていました。

 

2匹を運んで来たのは(仮にAさんと呼びます)

前回紹介したこだま達6匹を連れて来た方で

この時も事前に電話で

「他県の犬を引き取ってくれれば寄付します」

という話でした。

前回の大口寄付は見送られたままなので

半信半疑でしたが

(優しそうで裕福な方なのです)

前回のクラウドファンディングで

目標額の33%しか達成できず

3か所予定していた避難デッキを

何とか完成させるために

理事会で話し合って受け入れることを決めました。

 

2匹を連れてきた当日に

理事と監査の全員でAさんをお迎えし

建造犬舎のラフな設計図もお見せしました。

それでAさんは2匹を置いて帰られました。

 

しかしまた予期せぬ事態が起こりました。

コロナ禍でプレハブの価格が高騰し

施工店からこんなアドバイスを受けました。

予定額では収まらないので

プレハブの値が下がるまで

2~3か月施工を待った方がいい」

(施工はボランティア価格でやって下さいます)

 

早速Aさんに伝えたところ

「すぐに施工できないのならば

寄付は考えさせてもらう」

というご返事でした。

 

もちろんAさんの言い分もおありでしょうが

前の6匹もそれなりの経費がかかっており

二度も約束を白紙に戻され困惑しました。

何よりも現場で世話をするスタッフに

申しわけない気持ちでいっぱいで

「マークとゆずをAさんに送り返そうか」

と思案したこともありました。

 

でも・・・

「迷った時には犬猫の幸せを優先する」

という青い鳥の基本姿勢に立ち戻り

2匹をしっかり世話することに決めました。

その後Aさんからは何の連絡もありません。

 

まったくうかつな話で申しわけありません。

でもこの2匹に嬉しい変化があったので

(長い前置きになりましたが)

こうしてお伝えしています。

 

2月9日

 

2匹はまったく人慣れしていないので

ずーっと犬舎のケージ内にいましたが

そろそろ外のドッグランに出したほうがいい

ということになりました。

 

 スタッフLINE 

 

よしみ:四国から来た2匹初めて犬舎から出ました。

(出しました😅)

先ずはマーク・・・

ここに来てから初めての外で

尻込みしていましたが

最後は元気よく飛び出して行きました。

次はゆず・・・

 

外に出すのも二人がかりで

慣れたスタッフでも大変な作業です。

 

よしみ:初めてドッグランに出た2匹。

久しぶりに、思い切り走れて

気持ち良かったと思います❣️
 ゆずの後ろ足が気になっていましたが
元気に走れるので安心しました。

 

犬でも猫でも喜んでいるのを見るのが

私たちの何よりの幸せです。

 

 

Aさんブログをご覧になっていますか?

あなたも動物愛護に携わっていらっしゃるのですから

私たちが損得で活動しているのではないことを

ご承知のことと存じます。

 

あなたが前回連れてきた6匹のうち

4匹は譲渡し、1匹はトライアル中。

残るこだまも大事に世話をし

譲渡のお声がかかるのを待ち望んでいます。

 

また今回あなたが置いて行かれた

マークとゆずは スタッフの懸命の努力で

ドッグランに出られるようになりました。

 

👇その後のマークとゆずです。

3月4日に撮りました。

スタッフ&ボランティアさんの優しい手で

ゆったりとしたケージで寝起きし

食餌も十分に採っております。

しっかり筋肉もついて

表情も次第にゆるやかになって来ました。

 

Aさん 

その後何の連絡もありませんが 

あなたご自身が他県で保護し

青い鳥に連れて来た子たちです。

 

2匹を青い鳥に連れて来た際に

のぞみ、つばさ、こだまの3匹が

まだシェルターにいることをお伝えすると

あなたが「え、まだここにいるの!」

と驚いていたのが印象に残っています。

 

「動物にとっての幸せを優先する」

 

自分で保護して連れて来た子なら

最期まで気にかけ見守ってあげるのが

動物愛護だと思うのですが・・・

あなたはどうお考えでしょうか?

 

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