Story碧斗6.流れ星のように光跡を残して・・・

 

昨年末、日本中が寒波に襲われた時。

零下6℃の中で路傍にうずくまり

死にかけていたオス猫を

ボランティアのmikaさんが保護しました。

 

その子は青い鳥の子として迎え入れ

mikaさんのお宅で世話をして頂きました。

通院と手厚い看護のお陰で一命をとりとめ

懸命に生きようとしていました。

その様子を5回に渡ってStoryで紹介しました。

 

 

碧斗がリハビリに取り組む懸命な姿は

コロナ禍で塞ぎがちな私たちの心を元気づけ

前に向かって歩くことを教えてくれました。

 

そのことは2/26のブログで書きましたので

これから始める続編の前に

よろしければ再度ご覧ください。

ポートレートが語りかける重み

 

その碧斗が5月12日の夜に

逝ってしまいました。

 

5月13日

清水久仁子 : 高齢の碧斗くん昨夜亡くなりました。
mikaさんが、道路脇の草むらの中で

瀕死の碧斗君を保護してから5カ月間
碧斗くんは本当によく頑張ってくれました。
保護された時は片目が潰れており
あまりのひどい姿に
誰もが胸のつぶれる思いをしましたが

どんどん良くなり
mikaさんのお家でも

他の猫達とたくさんの思い出を作りました。
またシェルターでも
私たちに命の尊さを教えてくれました。
碧斗君は偉大な素晴らしい猫でした❗️
ありがとうございました💐💐💐
よしみ : mikaさん、お疲れ様でした。
ありがとうございました😔
ご冥福をお祈りします🙏

ひたろう : 碧斗くん、最期はmikaさんに見守られ

旅立つことが出来て嬉しかったと思います😢
あの日、mikaさんが救って下さらなかったら

ひとり寂しく辛い思いのまま

道端で力尽きていたはずです。
碧斗くんはmikaさんからたくさんの愛情をもらい

初めて愛される喜びを知ることが出来たはずです。
mikaさん、本当にありがとうございました。
碧斗くん、苦しみから解放されて

今は自由に走り回ってますよ。
「お母さん、ありがとう」
ってmikaさんに言ってますよ。
碧斗くんのご冥福を心よりお祈り致します。
合掌

ジジ: mikaさんに看取られて逝けたのだから

良かったと思います。

碧斗は

皆に惜しまれながら逝きました。
そして

碧斗のことをまたStoryに遺さねば

・・・と思いつつ時間ばかりが過ぎました。

 

ひとつは この突然の死を

どう受け止めれば良いのか戸惑ったこと。

もうひとつは mikaさんの傷を

深めることになりはしないだろうか・・・

という懸念があったからです。

 

でもやはり書き残しておきたいと思い

mikaさんの了承を得ました。

そして以前のLINEから

碧斗のその後の足跡をたどることにしました。

 

それはある意味では

動物愛護活動のジレンマと過酷さとを

お伝えすることになるかも知れません。

それでも碧斗の死を忘れないために

辛くても書こうと思います。

瀕死の碧斗を保護した時に

mikaさんはこう述べています。

 

「名前のないままでは 可哀想なので
碧斗と名ずけました。
光り輝く宝石のように澄んだ心を 
星空のように壮大で広い心を持ち
星のように輝けるように…
そんな想いでつけました。」

 

保護してからわずか5か月の短い生でしたが

碧斗は力いっぱい生き輝きました。

その流れ星のような光跡を

遺してやろうと思います。

 

続く・・・

 

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