Storyチョコ2.五つの自由を奪われて

おはようございます

《あかるく あいかつ あおい鳥》

 

「屋外につながれっぱなしの犬を助けて」

という一般の方からのお手紙で

青い鳥が行動を起こしたのは

書かれていることが事実ならば

飼い主の動物虐待が疑われたからです。

 

お手紙にはこう書かれていました。

 

雨の日も 雪が氷点下でも
小屋も屋根も無い戸外につながれ
体はぬれっぱなしです。
夏は炎天下につながれていました。

 

「動物虐待」というと

蹴ったり叩いたり傷つけたりする

暴力行為を思い浮かべますが

そのような直接的な行為だけではなく

必要な世話もせずに放置する

いわゆる「ネグレクト」も含まれます。

 

動物の遺棄と虐待は犯罪であることを

ブログで何度も述べ その都度

環境省・警察庁のポスターを掲載して来ました。

つまり「動物愛護管理法」に違反し

罰則が科される犯罪行為なのです。

にもかかわらず

お手紙にはこう書かれていました。

 

友達や職場の人に相談したけれど
行政に言っても
今の日本の法律では
どうしようもないそうなので
誰も(近所の人も)注意出来ないようです。

 

だから「わらをもつかむ思いで」

動物愛護団体に通報した というのですが

遺棄や虐待を見かけたら

ぜひ警察や行政に届け出て下さい。

それを取り締まれるのは

愛護団体ではなく公的な機関なのです。

 

また環境省ではペットの飼主に対して

様々なパンフやビデオで動物愛護を訴えています。

このパンフレットには最初のページに

ペットの「5つの自由」のことが書かれています。

 

人間と同じように動物にも命があり
生きていくために必要な要求

(基本的なニーズ)があります。
人間に飼われている動物や
人間によって制限された環境にいる動物は
自らの意志で基本的なニーズを

満たすことはできません。
飼い主にはペットのニーズを満たし
ペットができる限り快適に生活が

できるようにする責務があります。

 

これは国際的に認められた動物福祉で

次の5つの自由が上げられています。

 

その犬は果たして

栄養十分な食物と新鮮な水を

与えられていたのでしょうか?

 

屋根も壁もなく 雨・風・炎天に晒され

短い鎖でつながれたその犬には

快適な休息場所はなかったでしょう。

 

短い鎖に繋がれて散歩もさせてもらえず

雨風に晒されたままの犬。

飼い主は健康管理など無関心だったのでしょう。

 

恐怖は無いにしても

1年中外につながれ雨風に打たれる犬に

苦痛や不安がなかったはずはありません。

 

集団生活と運動は犬には不可欠です。

短い鎖につながれたままの犬には

ふれあいも自由も与えられませんでした。

 

つまりその犬は

世界で認められている5つの自由を

全て奪われたままでした。

明らかにこれは虐待です。

 

その犬をどうやって元の飼主から引き離し

青い鳥で譲り受けることが出来たのか?

それを明かすことは出来ませんが

サプライズがありました。

 

なんとこの犬は

清水代表がかつて知っていて

行方が分からなくなっていた子で

どうしているだろうと案じていました。

それを

2年ぶりに見つける・・・という

ドラマチックな再会が待っていたのです!

 

続く・・・

 

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