Storyチョコ1.公開されなかった手紙

おはようございます

《あかるく あいかつ あおい鳥》

 

8月から一時預かりさんの家で

里親様との出会いを待っている

成犬がいます。

ブログ「待ってま~す!」で

何度も紹介して来たチョコちゃんです。

とっても人懐こい性格ですが

そんな明るい性格とは裏腹に

前の飼主に虐待されて来た

過酷なStoryを持っています。

 

2018年2月

 

昨年2月の始め頃に

一通の匿名の封書が届きました。

それにはこう書かれていました。

👇

可哀想な犬を助けて下さい
 
雨の日も 雪が氷点下でも
小屋も屋根も無い戸外につながれ
散歩をしているのを見た人もいない犬がいます。
体はぬれっぱなしです。
夏は炎天下につながれていました。
 
隣りの家との間につながれ
 鎖が長くないので1m前後しか動けないと思います。
生きているからエサだけは与えられているのでしょう。
野良ならエサの不自由はあっても自由に歩けるから
雨の日や雪で寒い日はどこかの軒下で過ごせるけど
つながれているからそれも出来ません。
 
私は隣りの町内に住んでいますが
わが家の犬の散歩時に
気になって目につきます。
その家の近所の人は皆知っていると思います。
その家では以前も小型犬を飼っていたけど
この犬も雨・風・台風・梅雨・真夏でも
外飼いでつながれっぱなし
全く散歩をさせてもらえませんでした。
 
友達や職場の人に相談したけれど
行政に言っても
今の日本の法律ではどうしようもないそうなので
動物愛護団体の方に
わらをもつかむ思いで手紙を書きました。
行動範囲を限られているし
筋力も衰えていると思います。
動物にこんなむごい事を平気でする家に
誰も(近所の人も)注意出来ないようです。
この手紙が届き
青い鳥さんに動いてもらった時には
もう既に死んでしまっているかもしれませんが
出来ることなら助けてあげて下さい。
こんなつらい思いをする子が
いなくなる世の中になることを祈ります。
 

そして場所の地図と一緒に

3千円が同封されていました。

 

私たちにはこうした要請の手紙や電話が

多く寄せられて来るのですが

何度も申しておりますように

保健所で殺処分を控えた犬猫を引取り

既にシェルターは飽和状態です。

この子たちの世話と里親探しに精いっぱいで

他の子まで引き取る余裕はありません。

 

ですからその匿名さんには

もう一歩だけ前に踏み出して

ご自分で出来ることは何かを

お考え頂きとう存じます」2/11

とブログを通してご返事しました。

 

冷たい返事と思われるだろうなと思いましたが

資金も人手も不足し理事の借金で運営している

動物愛護団体の現実では

それも仕方がありません。

 

・・・と ここまでは表向きのメッセージですが

実はこの手紙をもらってすぐに

清水代表が地図に示された現場に向かい

この犬を助けるために動いていました。

そして救出したのがチョコです。

プライバシーにも関わるので

公開しませんでしたが

あれからもう1年になります。

 

チョコは既に青い鳥の子として

半年間シェルターで過ごしました。

そして

昨年8月から一時預かりさんのお宅で

お世話して頂いているので

Storyに取り上げることにしました。

 

続く・・・

 

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