パンダはご近所の人気者だった!

おはようございます

《あかるく あいかつ あおい鳥》

 

「犬猫に餌をやらないで下さい」

という貼紙や看板をよく見かけます。

餌を与える⇒繁殖する

 

この因果関係はわかりますが

 

餌をやるな⇒餓死させろ

 

ということでもあり

犬猫を愛する人たちにとっては

餓死するのを黙って見過ごせないのは

当然の心情です。

また「命を大切に」と教えている

青少年への教育上からも

「餌やり禁止」は配慮が必要ですよね。

 

そこで提案されたのが「地域猫」で

野良に避妊・去勢手術をして放す。

一代限りの命をやさしく見守る仕組みで

TNRとも呼ばれています。

(公益法人どうぶつ基金より)

 

しかしこれも人手の多い地域では

ボランティアさんも確保出来て

うまく出来るようですが

地方の高齢者世帯が多い地域では

ボランティアが不足し

なかなか定着しない事情があります。

 

地方では概して

飼い猫に避妊・去勢をせずに

自由に外に遊びに行かせる

意識の低い飼い主もいて

繁殖シーズンには

保健所にどっと子猫・子犬が溢れる

悪循環に陥っています。

 

また 青い鳥では発足当初から

「地域犬」の方策を探って来ましたが

なかなか有効な策が見つからずにいます。

 

◎ ◎ ◎ ◎ ◎

 

そうした中で

こんな嬉しいエピソードがありました。

 

1月31日(木)
 
保健所から1歳ほどのオス犬を引き取り
「パンダ」と名づけました。
早速パンダくんを病院に連れて行き
去勢手術をしてもらいました。
健康診断ではフィラリア陽性で
重症ということがわかりました。
野良暮らしでフィラリアが進んでしまったのでしょう。
 
2月2日(土)
 
保健所に収容されたパンダくんを
青い鳥が引き取ったことを知って
めずらしいお客さん達が
シェルターにやって来ました。
これまでパンダくんに餌をやってきた
ご近所の方々です。
なんと寄付金や支援物資を持って
パンダくんに会いに来てくれたのです。

パンダくんは保健所に捕獲されるまでは
吠えることもないおとなしい子で
皆から餌をもらっていたそうです。
また
お散歩している飼い犬の後について
一緒にお散歩するような可愛らしさがあり
近所の人気者だった とのことでした。
ご近所の方たちは
「これからも時々シェルターに来て
パンダくんが人間にもっと心を開き
1日も早く譲渡できるよう協力します」
とありがたいお言葉をいただきました。

 

2月10日(日)

 

またご近所の方が支援物資を持って

パンダくんに会いに来てくれました。

ね、ちょっと心の温まる良い話でしょ。

こうしたやさしい人たちが増えて行けば

「地域犬」のTNRも実現できるかも知れません。

そうすれば

殺処分なんてなくなるはずですよね!

 

* * * * *

 

お陰さまで全国から送られて来る

支援物資が増えて参りましたので

1日も早くお礼の気持ちをお伝えするため

今回から毎日のブログの末尾に

掲載することに致しました。

2月6日~8日に

送られて来た支援物資です。

 

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