おはようございます
《あかるく あいかつあおい鳥》
昨日、帰宅が夜になり
自転車を走らせていると
車道を白いものが横切りました。
はっとして目を凝らすとネコでした。
きっと野良さんでしょう。
いつも道路わきの猫にはハラハラし通しで
横切ろうとしているのを見ると
心臓が停まりそうになります。
1~2年に1回くらい
車道で死んでいる猫の遺骸を回収し
近くの山に埋めてやっていますが
もう4匹になります。
* * * * *
何年も前に
公園で1匹の野良猫と出会い
保護するために餌を与えて慣らしていました。
そろそろ捕まえて家に連れ帰ろう
と思っていた矢先に
4匹の子猫を連れて来たのには驚きました。
母子ともども保護する覚悟で
近くのお店の方に
動物愛護団体の者であると名乗り
餌やりを了解していただきました。
ある日その公園に行くと
植え込みの奥に子猫は見えますが
母猫の姿が見えません。
探しているとお店の人が近づいて来て
母猫が道路を横切ろうとして
車に轢かれたと知らされました。
夢中で遺骸を探しましたが
既に保健所に回収されたようでした。
植え込みの中でじっとしている
子猫たちが哀れでした。
子猫たちは人に慣れていないので
すぐには捕まえることが出来ません。
毎夜 餌を入れたケージを置き
扉に何メートルものロープをつけ
張り込みをしましたが
残念ながら猫は警戒して入らず
いつか公園に現れなくなりました。
お店の方やご近所に聞いて回りましたが
その後4匹がどうなったのか
消息がつかめませんでした。
今でも
母猫が死んだ日に植え込みの奥深くで
じっと固まっていた4匹の子猫の
姿がまぶたに焼き付いています。
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動物の交通事故による死を
「ロードキル」というそうですね。
このブログでも時々引用させて頂いている
蛇口モデルを制作した
「人と動物の共生センター」さんが
今年2月に公表したデータによりますと
何と殺処分数の8倍以上の猫が
交通事故死しているそうです。
猫も室内飼いが当然になって来たので
事故に遭ったのは野良が多いでしょう。
その中には
私が体験したような
子猫のお母さんがいたかもしれません。
飢えや寒さの他に
車社会とも戦わなければならない
野良さん達の過酷な生に思いを馳せ
暗澹たる気持ちになるのは
皆さんも同じだと思います。
「猫バンバン」の時も述べましたが
自動運転を実現するテクノロジーが
野外で暮らす動物たちの
いのちひとつも守れないのでしょうか。
どうか車を運転する際には
猫の飛び出しにも十分に気を配りましょう。
それにしても
猫のロードキル調査までされる
共生センターさんには頭が下がります。
その他にも共生センターさんは
「蛇口の元栓を締める」目的で
ペット産業の社会的責任の醸成や
飼い主の自覚を促す活動をされています。
ぜひHPをご覧になって下さい。
私たちが「あいかつ」を続けて行けますように
どうかご支援をお願い致します。