野良たちの哀歌1 野戦病院のように

おはようございます

《あかるく あいかつ あおい鳥》

 

「人の命と犬猫の命を同列にするな」

と叱られるかもしれませんが

小さな命が失われて行く

あいかつの現場に立ち会っていると

野戦病院のように感じる時があります。

雨風に打たれ食うや食わずの野良たちは

毎日生きることに必死です。

特に生まれたばかりの子たちは

母親のおっぱいだけが頼り。

保健所から引き出した時には

すでに汚れ傷つき病んでいる子も

少なくありません。

そうした子は病院に運び

できる限りの治療をしてもらってから

青い鳥でスタッフが世話をしたり

一時預かりさんに託したりします。

既にお伝えしましたように

今年は保健所に収容される猫の数が

例年に比べてかなり多く

それを殺処分から救っている私たちは

資金も人手も足りず

危機的な状況に陥っています。

犬は今月初めに

新シェルターに移すことができましたが

猫はまだです。

支援者様のご好意で同じ敷地内の

2軒の空き家を無償で提供して頂き

そこにすべて収容しています。

昨年末に猫だけを先に

旧シェルターからこの猫部屋に移しました。

2か月ほど前までは1軒に猫を収容し

もう1軒は事務室に使っていたのですが

今年は母子ともに引き取る猫が増えたので

事務室を新シェルターに移し

母猫と子猫の専用スペースにしました。

現在の母猫家族と子猫の総数は

毎日のようにトライアルに行ったり

一時預かりさんのお宅に移したり

また新たに保健所から引き取ったりしているので

猫部屋担当のスタッフさんでなければ

正確に把握できないのですが

かなりの数に上がるのは確かです。

その母猫や子猫たちを

もう1軒にいる数十匹の成猫とともに

数人のスタッフが面倒を見ています。

1日の主な仕事は・・・

糞尿の始末と猫砂やシートの交換

窓を開け空気の入れ替え

部屋の掃除 猫トイレの掃除

タオル類の交換と洗たく

餌やり 飲み水の交換

病気の子には薬を飲ませたり

目薬を指したり

1匹1匹の健康状態に目を配り

具合が悪そうなら病院に連れて行く

夜間のエアコンの調節

 

日によってはこれに

保健所からの引き取りや

譲渡会への搬送と

来場者への対応も加わります。

「野戦病院のよう」といったのは

こうしたハードな仕事の現場だからです。

だから「犬や猫が好き」というだけでは

とても務まりません。

「命を守る」という強い気持ちがなければ。

 

スタッフは女性が多いのですが

彼女たちのひたむきな姿に

戦場の看護婦さんが重なって見えます。

 

「戦う天使」と言われた

ナイチンゲールはこう言いました。

 

天使とは
美しい花をまき散らす者ではなく
苦悩する者のために戦う者である

 

私の好きな言葉です。

そして

「苦悩する者」とは人間だけとは限らない
そう思うのです。
 
 
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