おはようございます
《あかるく あいかつ あおい鳥》
その子たちは
７月９日 保健所から引き取りました。
この世に生まれた子たちは
犬も猫もみんな美しいのです。
花のように。星のように。
この日の５匹もそうでした。
神様が造化された・・・
としか思えない可愛らしさです。
毎週たくさんの犬や猫を保健所から引き取り
それが何年も続いているので
既に数千匹の子たちが来ては去り
青い鳥を通過して行きました。
だから
名前を考えるだけでもひと苦労。
でもこの５匹はすんなりと決まりました。
二日前に過ごした七夕の記憶が
残っていたせいでしょうか
みんな星の名前です。
（車の名前ではありませんよ）
今日のお話しはカペラ。
流れ星のようにはかなく逝った子です。
あいかつイソップ
第八話
子猫たちの名は
カペラ♂(御者座） ジュピター♂(木星）
コメット♀(彗星） スバル(牡牛座） ミラ♀（鯨座）
よその星から降って来たような
美形の猫たちです。
カペラだけが２･５か月ほどで
他の子たちは３･５か月くらい。
カペラを除く４匹は兄妹かも知れません。
７月１１日
青い鳥に来て３日目
いちばん小さいカペラが体調を崩し
嘔吐と下痢で食欲がありません。
いちばん小さいカペラが体調を崩し
嘔吐と下痢で食欲がありません。
体重わずか４５０ｇです。
病院で点滴を受け薬を貰いました。
病院で点滴を受け薬を貰いました。
そして他の４匹とは離したほうがいいと判断し
一時預かりのｍｉｋａさんに託しました。
ティンクを預かって下さった方です。
ｍｉｋａさんのお宅にはいつも
保護した子猫がいっぱいいるので
カペラもすぐに打ち解けて遊んでます。
食欲も戻ったようでした。
７月１４日
しかし３日ほど経つと
また吐くようになり食欲がなくなったので
再びお医者さんに診てもらい
点滴と 抗生剤 吐き気どめの薬を飲ませました。
７月１５日
カペラが急激に体調を崩し
ｍｉｋａさんが朝いちばんに病院に連絡し
処置をしてもらいました。
そのまま入院も考えましたが
他の動物の鳴き声がストレスになると思い
ｍｉｋａさんは連れ帰って看護することにしました。
ｍｉｋａさんから報告が届きました。
LINE
413gのカペラ君には
ティンクの兄 リチャードが寄り添ってます。😭
昨日より点滴、抗生剤、栄養剤と
処置をしておりますが
体重が30グラム減っておりました。
体重が30グラム減っておりました。
入院しても命の保証ができない状態です。
彼の生命力次第です。
ミルク、ADいろいろ口に含みましたが
彼の生命力次第です。
ミルク、ADいろいろ口に含みましたが
全て吐き出してしまいます。
カーくんッと呼ぶと
カーくんッと呼ぶと
ちょっとだけ顔をあげてくれました。
そしてその日の夜
ｍｉｋａさんから再び報告が入りました。
LINE
先程 19時55分 カペラ君亡くなりました。
最後まで 腕の中でした。
最後まで お話していました。
最後に 鳴いたまま 逝ってしまいました。
最後まで 腕の中でした。
最後まで お話していました。
最後に 鳴いたまま 逝ってしまいました。
ｍｉｋａさんは腕の中にカペラを抱いて
おそらく泣きながら
撮影したのだと思います。
記録するというのではなく
何か目に見えない力がスマホを通して
伝わっていたようです。
そしてカペラも苦しみ、というよりは
一生けん命ｍｉｋａさんに
話しかけているようなのです。
何を話したかったのでしょう？
車にはねられて路上で死ぬ子もいます。
病気におかされ床下で苦しみながら
死んでゆく野良もいます。
飢えて力が尽き草むらに倒れて
そのまま息を引き取る子もいます。
誰にも知られず死んでゆく子たちが
いっぱいいます。
そうした子たちを助けこそすれ
殺処分するなんて・・・。
ちっぽけな子猫が
ｍｉｋａさんの腕の中で遺した言(こと)は
そんなことだったのかもしれません。
ｍｉｋａさんの腕の中で逝ったカペラは
幸せだったのかもしれません。
カペラは流れ星のように
この世に生まれ落ち
はかなく去ってしまいました。
きっと星に還って行ったのでしょう。
この世に生まれ落ち
はかなく去ってしまいました。
きっと星に還って行ったのでしょう。
やがては私たちも宇宙の塵に
還って行く身です。
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