おはようございます
《いっしょに 生きよう あおい鳥》
生物学者が書いた
「ゾウの時間 ネズミの時間」という本で
こんなことを知りました。
心臓の鼓動数はどの生物も同じで
一生に15億回ドクドクと打って止まる。
小さい動物は動きも敏捷で心拍が速く短命。
ハツカネズミの心拍数は0.1秒に1回。
大きな生物は動きも心拍もゆるやかで長命。
ゾウは3秒に1回ドクッと打つ。
つまり体のサイズによって
時間の流れる速さが違うということを
ネズミとゾウを比較して論じていました。
犬と猫、小型犬と大型犬など
細かく比較して見ると必ずしもその法則は
当てはまらないような気もするのですが
総じて人間に比べてペットの寿命は短く
一生を駆け抜けて行くような感じがします。
その短い生を明暗に染め分けて
一生懸命に生きるかれらの
はかなくも美しい時間を残してやりたい
・・・そんな思いでStoryを綴っています。
今回は3匹の兄妹の話です。
今年の5月15日に引き取ったセンター♂
その3日後に引き取ったレノア♀
さらに2週間ほど後に引き取った紬♀
山口県には白黒ぶちの犬が多いので
兄妹という確証はないのですが
ともに1歳くらいで
同じ保健所に同じ頃収容され
模様や耳の形がよく似ているので
血を分けた兄妹と思われます。
このうちレノアが6月23日早朝
思いがけない事故で亡くなったことは
「悲しみを乗り越えて」でお伝えしました。
3匹がどこで生まれ
保健所に収容されるまでの1年ほどを
どこでどう過ごしていたのか?
他にきょうだいは?等は分かりません。
レノアが亡くなるまでの19日間
(紬がトライアルに行って戻された
4日間を除くと15日間)
3匹は一緒にシェルターで過ごしました。
人に慣れるのが早かったのはレノアで
散歩もいちばん早く覚え
センターと紬のお手本となって
兄妹を散歩に導いてくれました。
6月27日のわんわんパラコル
「レノア追悼譲渡会」で紹介した映像です👇
その時にこう書きました。
「紬が初めてのお散歩を出来たのも
レノアのお陰です。
3匹揃ってのお散歩は
最初で最後になってしまいました。
これもレノアの兄妹たちへの
贈りものだったのかも知れない。」
でもレノアは
もっと大きな贈りものを遺してくれたことを
後になって知りました。
それには多くの人の思いが重なって
織り上がった美しい布のような
素敵なStoryがあったのです。
続く・・・
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