おはようございます
《いっしょに 生きよう あおい鳥》
動物の感覚や感情Animal sentienceは
欧米では研究が盛んで
「動物に心はあるか」なんて議論が
いまだに続いているそうです。
わたし自身は「あるに決まってるじゃん」
と思っているのですが・・・
「心とは何か」と聞かれたら わからない。
ちゃんと答えられる能力なんて
持ち合わせていないので
動物に感情移入することは
あまりしないように、と心がけています。
でも・・・
毎日のようにこんなまなざしを見ていると
どうしてもこの子たちの気持ちを
一人称で代弁してやりたくなる。
かれらは言葉こそ持っていませんが
人間のように隠したり偽ったりせず
からだいっぱい豊かに感情を表現し
言葉以上にハートに響いて来るのです。
１０月９日
スタッフLINE
10月9日 保健所引き出し
小麦 メス 推定1～2才
受診結果
フィラリアマイナス
ワクチン 抗生剤注射
フロントライン 爪切り
避妊手術
保健所から青い鳥に来る子は
多くの場合こんな簡単な記録と
スマホで撮った写真から
青い鳥での歴史が始まります。
わたしが保健所に来るまで
どこでどうしていたのか？
野良だったのか 飼い犬だったのか
人間に伝えることができない。
わたしは「小麦」と名前をつけてもらって
他の２匹と一緒の部屋に入れられた。
ケージの上に乗ってるのがビートさん。
３か月くらい前からここにいる先輩。
ケージの中にいるのはもみじちゃん。
わたしより２日前に来た子で
歳も同じくらいだけど
私以上に人間を怖がってるみたい。
３匹とも人間に慣れていなくて
人間が来ると部屋の隅に固まってしまう。
ここの人間は毎日わたしにエサをくれ
頭をなでてくれるんだけど・・・
怖いという気持ちの方が先に立って
おやつを差し出されても口が動かない。
人間て信用してもいいのかしら？
ずーっとお外で暮らして来たから・・・。
人間の手から直接ものをもらったことなんて
一度もなかったから・・・。
人間の手は
シッシッとわたしたちを追い払ったり
石を投げつけたりするものだと
ずーっと思ってた・・・。
だから ここに来て
おおぜいの犬がいるのを知って
ドッグランで遊んでいるのを見ても
人間に近寄るのが”怖い”って気持ちは
なかなか消えない。
だから部屋の外に出ても
ドッグランでくつろぐことなんて出来ない。
３匹で裏の道にじっとしている。
それって・・・わたしたちのせいなの？
続く・・・
私たちが｢あいかつ｣を続けて行けますように
どうかご支援をお願い致します。
