おはようございます
《いっしょに 生きよう あおい鳥》
昨日の続きです。
朝にはふさわしくない内容です。
お昼休みか夜にお読み下さい。
【第7夜】
アイコンタクトを遺して・・・
👩 ・・・それでね
そのまま病院に預けようかとも思ったけれど
保健所で二晩過ごして病院に移されて
またケージで夜を過ごさせるのは哀れだから
家に連れ帰ることにしたの。
うちなら保健所から来た子や
青い鳥から預かっている子がいるから
寂しくないと思って。
その時うちにいた子猫が
ペガサスとフェニックスという兄弟だったので
この子にシリウスという名前をつけ
元気に輝いてくれますように・・・って祈った。
👩 シリウスの写真 見てくれる?
好きでこんな写真を撮ってるんじゃないのよ。
言葉で伝えられないこの子達に代って
現実をわかって欲しいと思うから・・・。
病院でも「とにかく体力を取り戻して」と言われたので
4時間おきにad缶とミルクを混ぜて
シリンジで強制給餌を続けたわ。
金曜に引き出して土曜日も日曜日も
病院で診てもらった。
先生もあまりよいことはおっしゃらず
身体からいやなにおいもしていたし
ほんとうに危ない状態だった。
でも
この子も必死に生きようと頑張ったし
わたしも
できるだけの事はしてやろうと思って・・・。
それで あんまり匂いがキツいので
身体を綺麗にしてブラッシングをしてやったら
気持ちが伝わったのか
はじめて安心したように眠り始めたの。
“元気になれ”と祈る気持ちでシャッターを押したわ。
👩 11月12日、シリウスは逝ってしまった。
木曜日の朝6時55分。
金曜の朝いちばんで保健所から引き取り
ちょうど1週間。
看取ってやることしかできなかった。
ほら、この写真。
花と一緒にご飯を供えてあげたの。
切ないよね。
ろくに食べることも出来ずに逝ってしまったんだもの。
水曜日に保健所に電話した時に
すぐに渡してくれていたら・・・
コロナで保健所が
慌ただしい時でなかったなら・・・
これがもし防府市の保健所で
青い鳥から緊急に引き出せていたら・・・
いろいろと思うことはあるけれど
繰り言を呟いても仕方ないわよね。
もうあの子は戻ってこない。
「血の通った行政」って言うけど
人間だけに血を通わせていればいいの?
猫や犬には血を通わせなくてもいいの?
殺処分なんて野蛮なことをいつまで続けるのかしら。
明け方 シリウスが息を引き取るまで
ずーっと抱っこしててやったの。
せめて人の温かい手の中で見送ってやりたいと思って。
今度は幸せに生まれておいでね
って話しかけながら・・・。
そうしたら・・・見て!
はじめて目を大きく開いたの。
そして じっと わたしを見て・・・
このあと 息が消えた。
最期にわたしを明るくするために
アイコンタクトを遺してくれたんじゃないかしら。
動物ってそんな繊細な心を抱いているのよ。
ほら
うちの世話役の瑠璃ちゃんも見送ってくれた。
私たちが「あいかつ」を続けて行けますように
どうかご支援をお願い致します。