おはようございます
月曜の朝から
堅苦しい図表をご覧頂いて
申しわけありませんが
「あいかつ」の実情をお伝えしたいので
どうかお許しください。
環境省で公表しているデータは
ごちゃごちゃと細かくて
本気で国民に伝える気持ちがあるんだろうか
といつも不満に思っていますが
できるだけ見やすく修正して見ました。
犬猫の殺処分数は年々減少しており
平成元年度(101万5千匹)と比較すると
令和元年度(約3万3千匹)は30分の1に減っています。
また 統計を取り始めた昭和年代には
圧倒的に犬が多かったのですが
平成12年から猫の方が多くなっています。
多分野良猫の数が増えたからでしょう。
平成2年~令和元年を拡大した図です。👇
この10年間でも殺処分数は
約6分の1に減少しています。
いかにも行政が力を入れて
取り組んで来たかのように見えますね。
下の表は
引取り数(黄)返還・譲渡数(赤)殺処分数(青)を
犬・猫・合計で示したものです。
(こんなごちゃごちゃした表で
説明した積りなのでしょうか?
見やすいように当方で色分けしました)
分かりにくい表ですが
返還・譲渡数と殺処分数の多さを比べると
犬では平成25年度に逆転しています。
つまり殺処分する数よりも返還・譲渡する数の方が
多くなったということです。
犬・猫合計で見ても
平成28年度からは逆転しています。
「返還」とは何か明記されていませんが
迷い犬猫が飼い主の元に戻ったことを指すのでしょう。
しかしブログでも再三述べていますように
首輪を着けた犬猫でも
保健所から飼い主に戻るのはほんのわずかで
ほとんどは「譲渡」と考えていいでしょう。
さて「譲渡」については
保健所から直接里親に行く子はほんの少数で
防府市の場合はほとんどが青い鳥に来ます。
その場合も書類を取り交わしますので
青い鳥に譲渡されるという形になります。
他市の保健所の場合はどうなのか
きちんと調べていないので推察ですが
多分同じような状況ではないでしょうか。
そして表を見る限りでは
殺処分数は年々減っているけれど
返還・譲渡数は年々増加しており
そのぶん動物愛護団体の負担が増している
・・・と言えると思います。
👇返還・譲渡率を表した環境省の図です。
これも見にくく分かりずらいですね。
次に抜き出したのでご覧ください。
赤い折れ線が返還・譲渡率で
10年前の18.2%に較べ令和元年には
61.8%と約3.3倍に増えています。
保健所に収容された犬猫の
6割以上も直接譲渡されたとは信じられないので
やはり愛護団体への譲渡に負っている
と言ってもいいのではないでしょうか。
次回からは
動物愛護団体に追わされた負担が
どのような形で現場に現れているかを
紹介して行こうと思います。
https://readyfor.jp/projects/aoitori-aigo
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