身体中にトリモチのついた子猫

 

青い鳥には

さまざまな状態の子が持ち込まれます。

生きる確率が低いと思われる子でも

保健所さんには

「全て青い鳥で引き取りますので

殺処分には回さないで下さい」と頼み

協力して頂いています。

 

そして昨年から今年にかけ

コロナ禍の自粛で人間の活動が沈静していて

安心して子を産めるせいなのかどうか

詳しい理由は分かりませんが

野良犬猫のベビーラッシュが続き

一般の方からの引き取り要請が増えています。

もちろん保護の経緯をうかがい

治療費等の費用を負担して頂いた上で

引き取り要請に応じています。

 

保健所に連れて行けば

青い鳥に回されることは知っていても

保健所に置かれることを不憫に思われ

ご自身で費用を負担して青い鳥に託される。

市民の皆様の優しいお気持ちに

感謝しております。

 

そんな中 ひどい状態で

青い鳥に運び込まれた子猫がいました。

 

7月1日

 

 LINE 

  清水: 今日受け入れた1・5か月の子

全身に鳥もちのようなものが

ベタベタ着いておりひどい状態です。

どうしてそうなったのかわかりませんが

きっとネズミ捕りの罠か何かに掛ったのでしょう。


急遽、mikaさんに電話して

対処方法をご存知かどうか伺い

夜、取り除き作業を行ないました。

以下がやり方です。
接着剤などが毛に付いたときの取り方なので

猫だけではなく犬にも使えます。

取り方
ベタベタと粉を取るには、まず食用油です。
 油でベタベタを溶かしながら丁寧に除去します。

(かなり時間がかかりますが

これが一番大事な作業です)


 大体ベタベタが取れたら

今度は油を除去するために薄めた食器用洗剤で

一度全身シャンプーしてよくゆすいであげてください。

 その後は市販のペット用

シャンプー&リンスで洗ってあげれば

ベタベタは落ちているはずです。
 目や鼻に洗剤やシャンプーが入らないよう

顔を洗う時は充分注意してあげてください。

取り除き後の子猫👇

海ちゃんと名づけました。メスです。


海ちゃんの場合
付いている鳥もち?が
既に石のように硬くなっており

油をかけても、もみながら溶かすのに

1時間半ほどかかりました。
それでも100%ではなく95%程度しか

除去できていません💦
これ以上時間をかけては体力が消耗するので

まずここまでにしました。

ただ問題が発生
油をかけている間ぺろぺろ舐めるので

もしかしたら食用油を使う際も

オリーブオイルなどのほうが

体によかったかもしれません💦
 

清水代表は1日中譲渡で駆け回っており

恐らく夜 自宅に連れ帰って

ベタベタを取り除く作業をされたのでしょう。

 

そして海ちゃんは

mikaさんのお宅に一時預かりになりました。

 

7月4日
 

mika:キジ虎メス 海→預かり

病院で診て頂きました。
レボリューション プロコックス済
570g


代表がしっかり鳥モチをケアされていたので 
今の時点でシャンプーはしなくてよい

との事です。

清水:mikaさんいつも

たくさんの子猫の預かりありがとうございます🙏
今回は鳥もちまみれ、オイルまみれの

海ちゃんまでお預かりいただき感謝です🙏

 

7月6日

 

mika:海ちゃんは

「シェルターに置いておくと

食事も摂らずこのままでは死んでしまう」

と代表に拝み倒され預かりました😅
わが家ではすぐにお友達をつくり

食事も今のところ摂れています。

 

海ちゃん良かったね。

身体中べたべたの子を抱き取って

青い鳥に連れて来て下さった方も

ありがとうございました。

お陰さまでひとつの命が救われました。

 

海ちゃんもmikaさんのお家で

お友達ができました。

元気になったら

家族に迎えてくれる

やさしい里親様を探そうね。

 

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