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殺処分ゼロを守りぬくために

よろしくお願い申し上げます。

しかし ひとつの小さな命を

里親様の腕の中に届けるまでには

何人ものスタッフやボランティアさんや

一時預かりさん等の手を経ながら

多くの時間をかけてしっかりと

命がリレーされて行きます。

 

そのプロセスは１匹ごとに違いますが

誰もが心を込めて命のバトンを繋げています。

例えばメスの子犬シナモンの場合は・・・。

 

７月１５日

 

保健所から２か月ほどのメス犬を引き取り

シナモンと名づけました。

可愛いので１０日後の譲渡会で

きっと里親さんと出会えるだろうと思っていました。

 

７月２５日

 

和字と国衙のシェルターで譲渡会が開かれました。

シナモンも参加しました。

大勢の方がご家族連れでお出で下さり

大盛況でした。

今年は犬も猫も例年にない出産ラッシュで

シナモンよりもまだ幼い子犬も

いっぱい参加していました。

特に幼体に人気が集まる日本では

より小さい子にばかり目が行きがちです。

ほんのひと月ほど早く生まれ

ほんの少しだけ体が大きいだけなのに

シナモンはあまり注目されませんでした。

中には「可愛い」と言って

シナモンを抱っこしてくれる人もいました。

シナモンも子犬らしい可愛さで

一生懸命に愛想をふりまきました。

この日トライアルが決まったのは

子犬７匹 猫７匹 の大成果でした。

でもその中にシナモンはいませんでした。

 

７月２５日

 

そろそろ２か月半を過ぎるので

シナモンはMさん宅へ一時預かりに行きました。

 

７月２９日

 

Mさん宅でのシナモンの様子が届きました。

のびのびと育っているようですね。

こうしてソファーに座っていると

すっかり一人前？のようですが・・・

実はMさんのお宅には・・・

大きな先輩たちがいるんです。

シナモンもここでは

大きなワンちゃんたちに囲まれて

すっかり人気者のようですね。
成犬がいる預かりさんのお家で
子犬はこうして社会性を身に着けて行きます。

 

８月５日

 

シナモンに声がかかりました。

若いご夫婦です。

👇これがお家での写真。

トライアル 成功するといいね。

 

８月２２日

 

里親様がシナモンを連れて

シェルターまで報告に来て下さいました。

名前はシナモンのままです。

毎日、元気にすごしています。

可愛いです。

ちょっと恐れですが

逃げないようにちゃんと躾しようと思います。
ありがとうございました。

 

・・・とのことでした。

よかったねシナモン。

 

東京都M様/美祢市Y様/府中市K様/猫の保護主様より