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殺処分ゼロを守りぬくために
よろしくお願い申し上げます。
犬や猫にも生きた足跡があり
Storyがあると思い綴っている内に
450編を超えました。
そして何度か述べましたように
かれらのStoryを追っていると
いつの間にか
人間の足跡をたどっていることに
ふと気づいたりします。
根っからの野良でない限り
どこかで人と関わって暮らして来たのですから
それは当然のことでしょう。
しかし
人間は自らの意志で将来を思い描き
それに沿って暮らて行くことが出来ますが
飼われている動物たちは
人間の事情や思惑によって
飼い主から離されて暮らすことを
余儀なくされたりします。
思えばそんなStoryをいっぱい綴って来ました。
もの言えぬかれらの代わりに・・・。
7月17日
2匹の成犬が青い鳥に連れられて来ました。
親子です。
母親のハヤ 10歳。
娘のユキ 4歳。
母子は一緒に飼われていました。
親子が青い鳥に来たのには
こんな事情がありました。
ある女性(Aさんとします)の父親が
山間地に住んでいらして
2匹の犬とともに1人で暮らしていました。
人の少ない山の中なので
リードは付けずに自由に散歩させていたようです。
そのままでしたら何の問題もなかったのですが
父親が病気で入院することになり
Aさんが2匹の世話をすることになりました。
ご自宅から車で30分ほどかけて山に行き
山に放すといつ帰って来るか分からないので
リードをつけて散歩する訓練を始めました。
2匹をそばに置いて慈しんだ父親の
意志をしっかりと受け止められたのでしょう。
それまで2匹は散歩時には放され
自由に山を走り回っていたのですから
リードを嫌がり、慣らすのに
ひと月以上かかったそうです。
動物を思いやる気持ちが無ければ
とても出来ることではありませんよね。
しかし
ようやくリードでの散歩に慣れても
毎日のこことなると大変です。
人間はこんな時に
犬を自由にする方法をとりがちです。
つまり飼育を諦め責任も放棄してしまう。
時たま餌をやりに行く程度になり
やがて足が遠のき野犬になってしまう。
犬は餌を求めて人家に近づき
警察や保健所に通報されて捕獲される。
首輪を着けたままの犬が保健所に収容される。
1週間で引き取り手が無ければ殺処分に回されます。
そんな人間たちの安易な選択によって
悲しいStoryを背負った犬が
青い鳥にもいっぱいいます。
いつもやり切れない思いで
飼育放棄された犬たちの哀しみを綴って来ました。
でもAさんは違いました。
2匹を山に放してはいけない・・・
可愛そうな思いをさせてはいけない・・・
そう思い悩んであちこちに相談をされ
手を尽くされました。
そうして「青い鳥」の名を聞いて
連絡して来ました。
それはAさんが2匹の命を守り通すという
決意の選択でした。
「飼い主が最期まで責任を持つこと」は
動物愛護法にも明記されていますが
それを無視する人の何と多いことでしょう。
こうして2匹は離れ離れにならずに
親子で青い鳥に引き取られました。
Aさん親子の動物愛が
ハヤとユキ親子を救ったのです。
そして話はまだ続きます。
出雲市T様/兵庫県N様/出雲市T様より
私たちが「あいかつ」を続けて行けますように
どうかご支援をお願い致します。